12日は外で、豪華な昼食を食べました。
(注:この記事は、4/12の記事に大幅な加筆をしたものです。)
まず前菜が、Aシェフお手製の猪の生ハムと、イタリア製の生ハム。同じくシェフの自家製リコッタチーズとルッコラが添えられています。
イタリアの生ハムは、銘柄は聴いていないけれど、ほぼ間違いなく24ヶ月以上熟成のもの。基本はパルマの味ですが、かすかにスパイスが特殊。
スペックかと思ったぐらいです。しかし、専用の台にどん!と載った大きな腿の塊を、目の前で切ってくれましたので、ハムと判明。
しかし何より凄いのは、Aシェフお手製の猪の生ハム。
この上なくしっとりと滑らかで、塩味もうまみも香りも絶妙でした。
豚より個性が強い、野生猪なのに、きっと入荷以来、他の部位を色々と調理したため、特性を把握できていたのでしょう。野趣の美味しい部分を伸ばし、嫌な癖を上手に殺いでいます。
本場のハム専門職人にもここまでの味は出せないでしょう。・・・一頭と向き合う時間が豊富なだけ、シェフが有利かもしれませんね(^▽^)
リコッタチーズも、素晴らしい。ホルスタインが主の日本で、濃い原乳を確保するのは至難のはず。しかも、確保出来ても、ダブルクリームに仕立ててくれる所も希少なはず。Aシェフ、きっと東奔西走しています。
さてここからが、ランチ担当Tシェフの仕事。
Tさんに作って頂くのは初めてですが、ここまでの私の反応から、味の好みが判断できたのでしょう。以後の味付けもぴったりと口に合いました。お若いのに、Aシェフ並みの素質の持ち主かもしれません。
普通の白(別料金)をお願いし、
ランチコース2皿目、カラスミと葱のスパゲッティ。
なんの躊躇いも持たずに高級食材を料理していて、食べていて気分が良いです。・・・素材となるカラスミや葱も、食べなれていない私にさえ、素性の良さが判ります。
パスタの茹で加減は、絶対にイタリアで修行してきたとしか思えない至高の歯応え。(と思って伺ったところ、実際に現地で修行していました。)
上にミョウガが載っています。シチリアに生えているミョウガを見たAシェフのアイデア、らしいです。A氏は、「地元の人は食べないらしい」と仰ってましたが、よく合います。
ここまでが通常の1200円コースの料理。せんにひゃくえん。
本来はここでセットになっているコーヒーと小菓子に入るのですが、調子付いた私は
お勧めで
子羊のローズマリー焼き も追加。
ワインを飲むか訊かれました。シチリア物が色々と入ったといいます。
(この街のグルメ界では現在、シチリア島がひそかな大ブームのようです)
同島独特の赤、ネロ・ダヴォラ種をグラスで出せるか伺うと、ネロ・ダヴォラをご存知とは嬉しいですね、と返事がありました。とーぜんですよ!と心で叫びます。
(注:蔵の温度管理が可能な今の時代で、フランス産に固執する人は、アメリカと日本の成金、と、アフリカの独裁国の偉いさん位でしょう。
今時のフランス物は、化学栽培と用水のせいか畑を酷使しすぎの感があり、
私の幼い頃と比べても、土壌の味が薄くなっています。
AOCなどといっても、香料や調味料の添加で、やっと「らしい」味を保っていると聞きます。他国から桶買いして、自国ブランドで売っていることも有名ですしね)
焼き加減を聞かれました。
日本の店では普通、レアに頼んでも平気で中まで白く火を通す、という偏見がある私は---何せ高い店は、生きていて片手で数えるほどしか経験が無いのです。ご馳走は経済的に、自分で作るものだと思っていますから―-、
おそるおそる「なかにようやく熱が通った位」と伝えました。余り恐々伝えたので、語尾がかすれて声になりません。
レアですか?と聞き返したシェフが、物凄く嬉しそうな顔をしました。「日本のお客様は大抵ウェルダンというので」、と仰います。「予約でいらしてたら、肉を室温に戻してから焼けて、もっとおいしいんですけれどね~。」
以降、暗黙の合意の下に「ソース無しですね?」と、Aシェフ秘伝?のハーブ塩のみで調味。ビンを見せて下さいました。「作り方は秘密」だそうです。
外見は、鍋で焼いたらしい岩塩にローズマリーが入っています。海塩かもしれませんが。
外れたら恥ずかしいので後で何となくそんなことを言ってみたら、焼塩、はビンゴだったようです。・・・話が合いますね。
デザートは、
今日はこれから仕事だと伝えたせいか、何かを湯煎でかしゃかしゃ泡立てているなあと思ったら、
ザバイヨーネを作って下さいました。欧州のお医者さんが「サバイヨンを食べてくださいね」などと指示することもある栄養デザートです。私の頭にある、幼い頃に覚えた通常のレシピでは、卵黄に普通の白ワインなどを加えてつくります。今回は贅沢。
温かいザバイヨーネの卵の味には、貴腐の強い風味が、確かに良く合います。材料に使った物と同じワインをグラスに入れて頂きます。
サバイヨン・フロワの場合は、普通の白でも負けないんですけれどね、と私がいうと、
冷たい場合は、クリームやゼラチンが入りますからね、とTシェフ。ほんとにそうだ。
エスプレッソ
+自家製フォカッチャ は後で書けたら書きます。
こんな暮らしをしても、支出は光熱水家賃込みで、月11万円くらい。
あえて他と比較するなら、普通の生活保護の独身者と同じくらいしか、かけてないってことになります。
だから、お給料との差額は、貯金したり、親へなにか買ってあげたり、に廻せます。普段節約してる甲斐があるってものですね。
Recent Comments