Wednesday, 16 April 2008

食事・栄養療法について(一)

kana様と寂光様のコメントへのレスを兼ねて。

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先日の季節の変り目に、久々に軽い風邪を引いたときのこと。

一週間ほど連日、夕方4時くらいから微熱が出て、顔が熱くなったり、手足が重くなったり頭がボーっとしたり、という状態が続いたのですが、

その時、私は、仕事に支障がないように気を遣いながら、

考えてみれば数年前までは、長い間、こういう発熱や身体の重さとの戦いが日常的だったことを思い出しました。

それが日常じゃなくなった後も、留学の少し前まで頻繁にぶり返していたことや、

そのたびに内心で「大丈夫か自分?」と、不安になっていたことも。

当時、仮に親に相談しても、医療費の負担を愚痴られたり「死ね」と言われたりで、思うように病院に通えなかったし、

もし親戚に相談しても叱咤されるだけだったので、

できるだけ平気なフリをしていましたが、

今振り返ってみると「心細かったろうな自分」と思います。

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管理人が、「食事療法」「栄養療法」といえる考え方に初めて出会ったのは、大学入学のために上京し、いわゆる「寝たきり学生」を地で行く暮らしをしていた頃のことです。

週あたり数時間、瞬発的に頑張って、そのたびに燃え尽きて、残りの時間を寝たきりで過ごす…というような時期、下宿の傍の書店で見つけたアンドルー・ワイル氏の著書がそれです。(「ワイル博士のナチュラル・メディスン」等)

これらのお陰で、カフェインや甘モノを過剰に摂取することの悪さや、精白しない穀物の良さを知ることが出来ました。

が、当時の流行では、「こんな不調にはこういうハーブが効く」というような、西洋の薬草にスポットライトが当たっていたせいか、食事そのものには、深く踏み込みませんでした。

「基本の食生活をきちんと。」という世論自体、今ほど盛んではなかった。

当時の私個人は、豆やゴマや野菜やキノコや魚など、一見しっかり食べていました。

しかし、白いご飯を主食としたり、安い清涼飲料水を大きいペットボトルで買ったり、朝食を「甘いシリアルと牛乳と果物」などで済ませることには、問題意識を持っていませんでした。

もし私に母仕込みの自炊能力がなかったら、さらに既製品に頼っていたはずなので、その場合、この歳まで生き延びることは不可能だったかもしれません。(その点では母に、微妙に感謝しています。)

つづく。

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Tuesday, 25 December 2007

近況と、地学と、大学の通信講座で地学を学べる話。

このブログ上には、管理人の仕事の話題が余り出てこない。

理由は、といえば、

これまで大体において法令順守や個人情報保護に厳しい職場にいたので、その習慣が抜けないからだと思う。

今の職場も同じようなものだから、このブログに仕事の詳しい話が出てこないのは、今後も変わりない。

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去年も感じたことだが、お陰様で最近は、調子が良い。勿論この数週間のように、祖父の死の真相を知ってヘコムようなハプニングだってある訳だが、去年よりも更に、立ち直りが早くなったような気がする。

仕事や勉強をしていて、『自分ってこんなに頭が良かったのか!』と、思うくらいだ。

(死にかけていた時期を含めて、他人からはだいたい「頭のいい人」以外の評価を得たことがないのだが、管理人はそういうどうでも良さげな人の評価は適当に受け流すことにしている。対自分比が、一番信用できると思うので。)

六法だの判例だのを小学一・二年生くらいの頃から読み慣れている自分の、過去の境遇や過去の努力に、感謝したくもなるし、

ギフテッドで良かったなあ、とも思う。

===全く話は飛ぶけれど、教育について===

その辺の子供が

「数学なんてべんきょーして、何の役に立つの?」「物理なんて何が面白いの?」「化学なんて何の役に立つの?」「どれも全然使わないじゃんよー」

と言っている様子や、理系離れが進んでいるというニュースを見聞きするたび、

地学を高校の必修科目に戻したほうが良いんじゃないか?と、思ったりします。

高校地学では、物理・化学・生物の三分野の知識を判りやすい形でおさらいするから、地学が必修だった親くらいの世代だと、「地学で物理と化学と生物の凄さに目覚めた!」という人は、多いんじゃないかな。

最近売れているらしい文庫版や新書版の『高校地学』のような本は、この世代がメインの読者に違いありません(断言)。

たとえば物理の一部で宇宙速度を学んでも関心を持てない人って多いらしいけれど、

ほぼ同じ内容を地学の一環として学ぶと、前後が宇宙の話ばかりでイメージが描きやすいせいか勉強しやすいし、感動する人も多いような気がします。

===今日のちょっと役に立つ豆知識===

大学の通信教育講座…というと文系のイメージが強いですが、世間には、理系の講座も存在します。

秋田大学工学資源学部通信教育講座

地学系だと

地球科学コース 一般地質学、資源と地球環境、地球化学、鉱物学、岩石学、鉱床学、エネルギー地質学、応用地質学、応用地球物理学、地震、火山

資源開発コース 一般地質学、資源開発工学概論、地殻開発工学、鉱物資源開発、地下環境、石油資源開発、海洋資源開発、輸送システム、資源処理工学、廃水処理

…科目名を眺めるだけで萌えというか、ときめきますよね。

一コースあたり34400円(教科書代込み)で、料金的にもお手ごろ。自分ももう少し余裕が出来たら、受けるかもしれません。

疫学もやりたいのですが、あれはさすがに、通信講座はないっぽいです(海外を探せばあるかな。)

医学系だの地質学だの疫学だのとフラフラしてる管理人が、じゃあ何をやりたいのか?というと、

それは内緒…というか、疫学的に問題のある地質とか、まあその辺だと思ってください。

こないだ海外の人畜共通疾患の論文を読んでいて、やはりそういう分野って有るんだな~と思いました。

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Sunday, 25 November 2007

硯について(微妙に地学)

昔6・7歳だった時分に、硯の良し悪しについて教えられた事を思い出したので、意味もなく書く。

意味が無いというか、今、手元に地学の豆テキストと「チャート式」と、争坐位文稿やら集字聖教序やらの手本が一緒にあって、幸せな気分なので。

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硯の石には、石英や長石や雲母からなる卸し金のような構造があって(これの顕微鏡写真は非常に格好よい)、墨を磨る際には、この部分が、出来を左右する。

磨耗に耐える頑丈さと肌理の細やかさを併せ持つことは必須で、尚且つ美しい石の産地はさほど多くない。端渓などが珍重されるのは、これらの特性による。

墨の膠を残すような迂闊な扱いをすると、これが埋まってしまうので、手入れでは特に、洗浄に気をつけること。

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…これを聞いた時分は「大人になったら良い硯を手に入れたい」と夢見たものだけれど、

あれから二十数年経ち大のおとなになった今でも、市販のお徳用墨汁の三合数百円のものを浪費しつつチラシ裏に書きなぐっている私は、硯を語れる立場にいません。

いつかなりたいものです。

■差し出がましいついでに、書道について素人ならではの感想■

もうしばらく漢文を書いて、筆の扱いの勘を取り戻したら、次は仮名文字に挑戦したいと思っていますが(仮名文字のほうが難易度が高い、という信条なので)、あまり好きと思える手本にめぐり合っていません。

藤原行成でさえ、かな文字よりも漢文のほうが出来が良く見えたりします。なぜだろう。

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Wednesday, 07 November 2007

Podcastの科学番組

すっかり時流に乗れない人間になってしまった自分だが、このニ三日つくづく、「Podcastというやつは本当に便利だな」と思っている。

一ヶ月くらい前からBBCラジオの"Documentary Archive"をMP3プレーヤーに入れて持ち歩いているのだが、この番組の主題は旧ユーゴ内戦の後日談やアフガン内戦の後日談などだ。この二十年世界情勢どころではなかった管理人には良い勉強になるにせよ、

故郷の老若男女が自国の(はずの)軍隊の手で虐殺されていく様子を、引きつった笑い混じりに思い出すお姉さんのインタビュー等

はやはり、心の洗濯にはならない。寧ろ、一昨年くらいまでの自分がこれに良く似た喋り方をしていたのを思い出して考え込んだりする。

さて、勿論BBCのPodCastにも科学番組はあるのだが

折角だから地学の英語番組はないかな、と探してみた所、地学は見つからなかったけれど、芋づる式にThe LancetNatureのPodcastにたどり着いた。

あまりに嬉しかったので、LancetとNatureからそれぞれダウンロードして、昨日の晩は寝ながら聴いた。

起きてからも聴いた。

着替えながら聴いて、イヤホンの線が千切れそうになった。

出勤の途中も、昼休みにも聴いていた。当然帰り道でも聴いた。

去年留学先で学んだことと、帰ってきてから新聞の科学記事などをチェックしていたことと、翻訳で触って覚えた知識とがあるお陰で、あまり理解に苦労しない。

時間があるときに、環境物理系の番組を探してみたい。

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Sunday, 28 October 2007

一年ぶりの理科漬け

小さい子が何かを好むときは、結局「○○って、良く分からんけど、物凄くカッコいいな~」というノリでいるのだと思います。

リクツは良く分からないのだが、とにかく、カッコよく見えて仕方ない。

余りにもカッコ良く思えて、世界の他のものが全て、色あせて見える。

誇張抜きで「三度の飯より好き」で、追求するためなら食事も睡眠も平気で抜ける、そんな感じ。

この情熱の対象の「○○」は、多くの子供にとっては”誰かどこかの人間”のようですが(特に女子)、なかにはプロスポーツ選手の動きに憧れる子供もいるし、管理人のように、理系の何かだったりする人もいる、ということでしょう。

最近、後学のために医学・薬学の翻訳にちらっと関わっているのですが、

この週末、管理人は、自分がこれらのテクニカルタームを弄っているだけで、寝食を忘れるくらい楽しめる人間だ、という事を思い出しました。この辺り、小さい頃と変わりません。

合間に工藤公康選手の真似をしてバランスボールとダンベルの併用で体軸を鍛えたりしていましたし、週末の料理も掃除も洗濯も一通り済ませましたが、少なくとも三食抜きで机の前に張り付いていたい衝動に駆られたのは、確か。(でも身体を動かしたほうが能率上がるんですよね。眠気も醒めますし。)

理解度は「理科好きの子供」と大差ないに違いありませんが(ここ大事。科学というより「理科」という感じ)、

自分が生き生きできるものから離れていては駄目だな、と改めて思いました。いちおうこの一年チマチマと理系の勉強を続けていたのですが、やはり「漬け」の時間は、一味も二味も違う。

来週の仕事に差し障るのも何なので、今日はこれからちょっと習字をやって、9時には寝ますが、この楽しさは忘れないでおこうと思います。

普通の人が6歳から20歳くらいまでに済ませる段階を、30半ばの今になってようやく一歩一歩進めるようになったのは、複雑な気分ですが、やはり嬉しいものです。

(職場の健診の結果がX線胸部写真を含めてオールOKだったこともあり、やや浮かれ気味。)

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Thursday, 21 June 2007

Quo vadis Domine?

自然科学系の学問を真面目にやると、ラテン語との遭遇を回避するのは殆ど不可能だ。

また学問をやる奴というのは当然のごとく好奇心と知識欲の塊なので

(注:教育ママゴンに追い立てられて高等教育機関に入った、気の毒なオーバーアチーバー組を除く)、

少なからぬ数が、この古代語の基礎知識程度は持っていたほうが良いらしいと考え、

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Thursday, 26 October 2006

GABAとの拮抗作用など

以前、ドクウツギについての記事絡みで、その毒がGABAへの拮抗作用を持つ、ということを知って以来、ずっと頭の隅で考えていた件で小更新。こういう利用方法があるかもしれない、ということなのかもしれません。

参照:新宿溝口クリニック院長、溝口徹様のブログ

脳は、昼間見聞きした情報を、寝ている間にまとめて再処理します。脳の働きに必要な栄養素を欠けばその作業にも差し障りが出るでしょうから、悪夢を見やすくなるのは自然なことでしょうね。

ちなみに管理人は、ビタミンB類やナイアシン、あと亜鉛やマグネシウムなどをかなり浪費する体質のようで、ビタミン・ミネラルを欠く食生活をすると、間違いなく体調を崩します。

知能の高さ(と自分で言ってしまうと難だけれど)は、そういう微量な栄養素に支えられているんだと思います。統合失調症に苦しむ兄も、管理人と似た体質である確率は高いので、彼及び母には、かねてからこのような栄養面からのアプローチを勧めているのですが、今ひとつ耳を貸してもらえません。正直、治る気がない、のかもしれませんが…。

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Sunday, 24 September 2006

山好き一族に生まれて&「探そうビルの化石」

デイリーポータルZに、札幌の街中で化石を探す記事が載っていた。

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管理人の父方にも母方にも、「なにかあると山に入って気分転換」という、すごいよマサルさんみたいな習慣があった。修行といえばやはり山さ。

わたし個人も、今週末は、セントラルオタゴ地方に行って、山だの丘だの清流だのを眺め、金色のハリエニシダの匂いで一杯の、春の空気を吸ってきたばかりだ。

先日記事の、父方の祖父は、大叔父の助力で高等小学校を出た後は、山で伐採した材木を、河の流れにのせて運ぶ仕事についた。やがては商家の入り婿になるわけだが、それでも山が好きで、よく通っていたらしい。

その行方不明の父親も、山に入っていた。もっとも、一攫千金を狙ってのことだが。

私の父は山も趣味で、大学に入るまえ、少し世間を離れて山に籠り、営林署のバイトをしていたこともある。

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Monday, 14 August 2006

イラクはバスラ大学からの物理論文を見て

高校物理で習った原子構造より、かなり深いところまで踏み込んでいるファウンデーションコース・化学の授業。

現時点で、学校そのものは10日間の中休み中だが、今日の管理人は、先刻午後11時まで理学部図書館に出かけ、自習をしていた。今は、そこで娯楽代わりに読んだ、 "Journal of Physics B --Atomic,Molecular and Optical Physics" の最新号(Volume39 Number14 28July2006、とある)の中身を、自室に帰ってから、頭の中で反芻しているところだ。

私は、あまり要領の良い人間ではない。だから教科書の解説が、問題を単純化し過ぎているように思え、かえって混乱することが、昔も今も、頻繁にある。

そういう時は敢えて、難しい本を調べると、すっきり理解できる。因みにこれは、亡父が残してくれた、貴重な教訓だ。

「教師を、敵に回すけどな。奴らは、例え科学を教えていても、学問には、興味ねぇ生き物だから。」と、学校に関し、碌な思い出を持たない父は、付け加えた。(←教師の皆さん、大変失礼しました;)

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---高校物理の授業で、今さらK殻L殻M殻だのを覚えろと言われて、身の毛がよだった。別に予備知識が無くとも、全身が、まるで本能のように「……ありえない。」と拒否した。

父も私も、そのように、ともすると劣等生への瀬戸際を歩く生徒だった。

私たちにとっての救済とは、ゆとり教育の逆で、

例えば"K、L、M"の代わりに、"1s、2s,2p、3s,3p、4s、3d、”…等を覚えることだったのだ。よしんば受験に出てこない内容であっても、そのような周辺知識を固めることでしか、前に進めない。私と父の知能の高さに、代償があるとすれば、このような不器用さ、なのかもしれない。

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とはいえ、今のコースで普通に"1s、2s,2p、…"と学んでいても、今度は

楽しさで羽を伸ばしたくなる

のが管理人なりの人情だ。こういう時は、思う存分上のレベルに進んでも、もう学校から嫌われない環境に辿り着けたことが、心の底から嬉しい。

さて、上記ジャーナルの今号には、岐阜の研究所のマメな計算結果が載っていて、イオン化エネルギーについて昔から思う所の多い私は、興味深く読ませて頂いた。

とはいえ今号で、最大の興味をもったタイトルは、別に存在する。一題、日本人として目を惹かれる「Yukawa potential」という文字を見かけたので、詳しい内容を確認した所、

戦時下のイラクは、バスラ大学、理学部物理学科の、H.A.Kassim氏とN.S.Al-Maliky氏から寄せられた論文だった。

"Bound eigenstates in two dimensions for the superposition of the Coulomb and Yukawa potential by using the shifted 1/N method"

今の管理人が斜め読みした程度では、書いてあることの二割くらいしか分からないけれど、それでもこのお二人が、かなりな難題に挑み、相当キレイな答えを出したらしい、こと位は分かる。(悲しいかな、自パソで検証するなどの芸当は、当ブログ管理人の力量を大きく超えるのだが。)

確か、
英国の編集部あてに初めて原稿が届いたのが4月、その後の改定を経て、最終加筆が5月、とあったと思う。
電力はおろか、食糧までが供給不安定な戦時下に、これだけの思考と、それを裏付ける計算をやってのけ、

さらに見事な英語の論文に仕上げ、海外との交渉を経て、上梓するに至らしめる人材が、敢えて未だ残っている。それが、イラクという国の底力なのかもしれない。

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Friday, 11 August 2006

日本刀の名誉回復をめざし、巷説をさくっと切ってみたい

最近わりと耳にする説に、「日本刀は数人切れば刃こぼれするし、脂が巻いて切れなくなる」とゆーのがあります。

どこかのテレビがご丁寧に、巻き藁をすぱっと何度か輪切りにして、「ほら切れなくなった」とかゆー実演をしていたり、することもあります。

人を切るのに、いちいち輪切りにする侍が、どこにいますか。

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Sunday, 06 August 2006

バイナリな思考と、人の言葉のせめぎ合い

学期末テストの採点は、ニューサウスウェールズが一括して行っていたので、結果の細かいフィードバックが、いまになってようやく、聞けるようになりました。完璧に解いたはずの化学で、管理人がB+まで減点されていたのは、

結果の数字は合っていても、
解法の説明が不十分だったため、らしいです。
一問一問、それで少しずつ減点。
チリも積もれば、山となり。

化学も、数学の証明問題のつもりで、どの公式を使ったかまでちゃんと書くように、って?

………えええええええええ!?
と、実は公式を覚えるのが大の苦手な管理人は、心で叫びました。

まあ、…やらなきゃならないなら、やりますけど。…けど。……試験では、たいてい大量に時間余りますから、私。ちょっと位、解く速度落ちても大丈夫かな……うん。

実際、速度落ちるんですよね。今の段階では。

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個人的に、このコースくらいのレベルだと、
各内容ごとの、概念を把握できたあとは、頭の中に、

マイ演算プログラムみたいなもの(←自分で書いてて、カッコつけすぎだと思う)

が勝手に出来てしまうことが多いので、普段はそれを使って解いています。電卓なり頭なりに数字をぽんぽん放り込めば、(あとは、途中経過をメモする紙があれば便利)、ほとんど脊髄反射なみに、なにも考えずに解けるケースが、かなりあるわけです。

このマイ演算~はどうも、脳の中の、言葉とは関係なさげなところにできるらしく、どう動作してるかを問われても、言葉で説明するのは大変です。最初から最後まで、言葉と関係なく処理してるっぽいです。

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人体の別の機能に例えるなら、歩く動作、に似ているでしょうか。

直立二足歩行、って人間ならではの高度な機能で、幼児が山のよーに試行錯誤して身につける動作ですが、さあ、立って歩くコツを説明してくれよ。と頼まれても、言葉に出来る人なんて滅多にいないと思います。変に意識してたら、歩けやしません。そんな感じ。

また、これまで習った知識ぜんぶと繋がる形で、その俺様プログラムが出来ているので、
教科書のスタイル---かなりの場合、周辺知識から切り離すように、式を記述している---とは、なにげに馴染みません。

教科書に載っている公式を覚えることには、人並み以上に骨が折れます。繰り返すようですが管理人、抽象的な概念の把握は得意中の得意でも、用語だの公式だのの暗記は、ものすごく苦手。

苦も無く学術英語の読み書きが出来るにも関わらず、「be動詞」なんていう、中学生でも分かる文法用語さえ、見ただけで頭が重くなってくるくらい、苦手です。

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ことばは論理的で高度な思考の決め手、のようによく言われますが、わたし個人は、普段の言葉と、高度で論理的な思考とはあまり関係がない、と思っています。

特に小学生のころ、初心者向けプログラミングをちらっとかじった時、人の言葉に近いBASICだと、かなり簡単な内容でもオーバーフローを起こすけど、機械語をつかうと、遥かに高度で複雑な内容をすいすい動かせるのを見て以来、そう考えるようになりました。

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Saturday, 05 August 2006

本気でだれかと漫才の出来る人生を目指す:「gifted」教育雑感

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スノードン夫人が怪我で休んでらした間、英語のチュートリアルは、代わりにウェンディという女性が教えていました。

ある日、クラスが終わってからウェンディに、
日本における"gifted child”向け教育=要は天才児教育=について尋ねられたことがあります。

ウェンディの旦那さんは日本人男性で、
二人の間には、9歳になるお嬢さんがいるのだけれど、
その子がgifted child として認定されたとかで、

教育を、日本で受けるべきか
NZで受けるべきかで悩んでいる、そうです。

とりあえずこちらの私学のgifted向けコースに入れたものの、
その選択で良かったのか、まだ考えているみたい。

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「賢明な判断だと思いますよ」と私は答えました。

「日本の教育では、国が定めた学習指導要領にもとづいて
何歳ならこれ、と、一定の進度で学ぶことになっています。
個々の学校や教師、地方自治体や教育委員会には、
この件に関する裁量権はありませんので、例外的に先に進むことは認められません。」

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Wednesday, 02 August 2006

物理好き=単位への熱愛。

オタゴ大学のファウンデーション・イヤーは、隣国オーストラリアはニューサウスウェールズ大の同コースと共同運営されています。

そのため、カリキュラムは基本的に両大共通ですが、
オタゴ大には、「医学には物理の知識が必須」という、譲れないこだわりがあるんだそうで(拍手)、こちらの医学系コースには独自に、「入門物理」の授業が加えられています。

けれどなぜか、管理人が小さい頃から大好物にしてきた
原子核物理学だけは、「入門物理」から外されていて、
化学の授業のなかで、必要に応じてカバーすることになっています。

おかげさまで、とりわけ今日は、化学の宿題がラクです。
わたし以外には、難しいと思う人が大半らしいので、
先生のマーガレットとしては、必死だったみたいですが。

ちなみにマーガレットは、用語や概念の把握がきちんとしているので、化学が専門の彼女から物理を学ぶことに、違和感はありません。

日ごろの簡単な例でいうと、「コンタクトレンズ消毒液の成分を実際に分析してみよう」という授業の時、商品ラベルの表示成分がW/V(weight per volume)表示なのを見て、「重さは力の単位、っていうことが気にならない人のための表示だとは思うけど、薬品を扱ってる割に科学的にずさんだわ」と、しきりに気にするような人です。

………ひょっとして私はこれまで、化学や生物や
その先生たちを、ものすごーく、ナメてかかってたんじゃないだろうか?

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Sunday, 30 July 2006

結局オカルトが嫌いな理由:科学知識の悪用例、数種

随分まえのこと、

有珠・洞爺湖方面に行った、小学校の修学旅行の帰り道、
青く凪いだ噴火湾を眺める列車の車内で、
級友たちがなにやら、おまじないのような事をしていた。

手の甲をごしごしとこすり、
別の手をその上に数ミリから一センチほど離してかざして、
それでも別の手の存在が分かるのが不思議、と言って、
「ね?」「すっごーい」などと驚きあっている。

最初は無邪気に遊んでいる、微笑ましい光景だと思ったが、そうではなかった。
話の前後から察するに、どうやら彼女らの母親が最近、宗教に通いだし、そこの教祖は、この手のひらの、ごく普通の感覚を、あたかも超能力の芽生えのように、信者たちに吹き込んでいるらしいのだった。

人の皮膚には、温点と冷点という温度センサーがある。
そのお陰で、少し離れていようが、開け放った冷凍庫の冷気だの、ストーブの熱だのは、目を閉じていても分かるものだ。これは、少し考えればどなたでも実例を思い出すのではないだろうか。

手のひらだって、摩擦などで血行が良くなった場合は36度の体温そのままで、室温より随分暖かいから、一センチくらいまで近づけば、感じ取れてもまったく不思議ではない。

そこまで深く考えない人を、どこかの不逞の輩がつかまえて、神秘現象だと丸め込み、布施を集めたり、高額な何かを売りつけたりする。嫌なものだな、と思った。

加えて、彼らのイカサマに対し、「わたしも出来るわ!ひょっとして私、超能力者?」などと
群がる、日常に絶望した主婦たちの群れがいる、という現実をいまさらのように知ったことも、微笑ましいとは言えなかった。

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Thursday, 01 June 2006

納得する、という心理、トラウマの解凍

猫を飼ったことのある方は大体同意なさると思うのだけれど、あの生き物は、極めて好奇心が強い。

何か分からないことがあったら、納得が行くまで観察しようとする。

とはいえ、例えば車の玩具に興味を示し、納得するまで観察するにしても、その構造までを深く理解できているはずは、ないだろう。

彼らは恐らく、玩具なら玩具を観察しつつ、その新しい知識を、頭の中の引き出しの、どこに入れればいいのか悩むのだと思う。分類が済んで、頭の中が整理できたら、それで満足するように見える。

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Sunday, 28 May 2006

誰が興味を持つやら。「唐会要」へツッコミ

管理人はこちらに来るにあたり、東洋の古典を持っていこうと決めていました。

日本語ネイティブで、あとは中国語の現代文及び唐くらいの漢文が多少読めるのみ、の管理人としては、どちらの古典かの二択で迷った末、

結局、持参したのは、中学の時に通読したきりだった「荘子(内篇)」と、「唐詩選(上)」(共に岩波文庫)の二冊。

日本の古典は、こちらの図書館で、それなりに収蔵しているはずだと思いましたし、一方の漢文は、所蔵されて居ても、日本語での注釈本は少なかろうと考えたからです。

実際の、オタゴ大学図書館の充実ぶりは、予想を凌駕していました。専門の研究にはもの足りないでしょうが、趣味の文学読みには、充分です。

万葉・古今・新古今と、和歌の基本三点の全巻を押さえているだけならまだ驚きません。が、個人的にちっちゃい頃、芥川を契機にして抄本を読んで以来、一度しっかり読みたいと念願していた「今昔物語集」だって、全巻揃えていますし、

「梁塵秘抄」や「猿蓑」だって、全部、複数の注釈を付き合わせつつ読めるほどです。翻訳であっても古典であっても、どれも決して、お一人の解釈だけを鵜呑みにしてはならないものなので、これは助かります。

中国の古典では、例えば「周易」の、人を撲殺出来そうなほど分厚いやつまで、あったりします。(←これは外見だけで既に、読む気を喪失しました。…易経は確か、子供時代にさらっと流したきりですが、伝統医学にも関係があるので、もっかいきちんと読もうと思ってるんですが。どうも道教って、抵抗があります。スミマセン。)

理系科目ばかりに集中する合間の、息抜きには実にぴったり。

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という訳で、IMEパッド入力を頑張って、例の古い本へのツッコミ。元ネタがどれくらい古いか、というと唐は玄宗皇帝の開元三年(AD715)あたりだったりします。お馴染みの(?)高校世界史用語だと、「安禄山の乱(AD755)」とか、「タラス河畔の戦い(AD751)」の数十年前。つまり、

後に楊貴妃がらみで忠臣にまで背かれた玄宗が、まだまだ好青年だった当時。また、同時期の中東では、モハメッドの没後からまだ日が浅く、バグダッドにアッバース朝が興ってウマイヤ朝が倒れるなどとは、誰も予想していなかった時代。

その二者がやがて、中央アジアはオクサス河向こうだのまで食指を伸ばし、覇権を争った一件の、半世紀くらい前

その辺りの文書だと思ってください。ちなみに、「唐会要」は宋代に王溥とゆー人が書いたらしい、当時の祭祀文書アンソロジー&説明書き、もとい、評点本です。

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難解だとか、意味不明だとか、解釈が紛糾してるっていうのは、以下の部分ですね。

「天寳三載三月、两京及天下諸郡、於開元觀開元寺、以金銅、鑄元宗等身天尊及佛各一軀(『唐會要』巻五)

この後半を、管理人は、ハナから素直に「開元観・開元寺に於いて、金銅を以って、元宗の等身にて、天尊及び仏、各一体を鋳せり」と読みました。他の読み方が可能だなんて、考えつきゃしません。

玄宗の等身、っていうのはこの場合、天尊像とブツゾーの二体の、両方とも等身なんだと思います。で、開元観と開元寺の両方に、その二体をセットで祀ったんでしょう。

・等身像と、天尊と、ぶつぞーの三体を造って、開元観と開元寺にばらばらに奉納し、
・しかもどういう組み合わせで、どっちに奉納したか不明、という王溥その他さんは、
解釈、ちと穿ち過ぎてるんじゃないでしょうか。

なんで管理人がそう解釈するか、というと、それが

当時のハヤリだから。

…というと、身もフタも無いので、そう思った根拠を説明してみます。

管理人以外、誰が興味を持つやら分からない文書ですが、オタゴ大学図書館開架書庫に所蔵されてるくらいだから、広いネット世界には、何人か、いらっしゃるかな、と。

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Wednesday, 10 May 2006

スコットとアムンゼンのこと

化学の授業の合間に、担当のタッパー先生が、かつて南極点到達を競った、アムンゼンとスコット、そしてシャックルトンの話をして下さった。

スコット隊は、このダニーデンから南極へ出発したのだそうだ。そして、ご存知の通り、そのまま、帰らぬ人となった。

この街には、スコットが目にしたはずの建物が、多数、ほとんど姿を変えずに残っている。市の公会堂しかり、当時の最高級ホテルしかり。

ということは、わたしが日ごろ目にしている風景のなか、その日その時、

シャンデリアの明かりのもと、彼を迎えた晩餐会が開かれ、あるいは彼の記事が新聞の一面を飾り、あるいは、あの港に、彼を見送る老若男女が、群れをなしたのだろう。

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Friday, 14 April 2006

天文台で、萌え・ついでに東洋医学にも萌え

土星が見ごろだよ、ということで、

昨日の晩、級友たちと、
地元の天文台にお邪魔しました。

今も、ちょっと、ぼーっと…もとい、うっとりしています。
世間でよく言うことですが、星を見てると、なんというか、
日々のいろいろなストレスが
良い感じに、どうでもよくなりますよね。

この晩は満月近くで空が明るく、
いくらか雲が出ていて、
しかも湿度と気温があって大気が揺らいでいたため、
観測には不向きな条件でしたが、

それでも、反射式望遠鏡を堪能しましたし、
モーターで動く太陽系の模型とか、萌えが沢山ありました。
太陽系の模型、うちにも一個欲しいなあ、と口に出したら
全く同時に近くの席の子たちも数人、同じことを呟いたので、
なんだか、可笑しかったです。

《太陽系の模型のある生活、イメージ》

疲れて帰宅して、お茶かコーヒーを淹れて、
マグを片手に、ぽそっと椅子に沈む。

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Tuesday, 11 April 2006

如何にして数学は余の苦手科目となりしかby内村鑑三(嘘)

一昨日記事に書いた自分を改造する話の続き。具体的にどんなことをしていたか、書いてみます。何かの参考になれば。

ここに来て筆者は、これまで長年、苦手だと思っていた数学が、実は、他人と比較して、できるほうだ、ということに気づきました。

なおかつ、かなり好きな科目だ、ということにも。

それでもなぜか、「やっても、どうせたいしたことないさ」と思う傾向が捨てられませんでした。気になったので、武術がらみでしばらく内省すると同時に、この原因も探ってみたんですね。

原因がわかれば、対策が立ちますから。

切っ掛けは、管理人の場合、幼少期の、ささいな出来事でした。

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Wednesday, 29 March 2006

ベスト&ブライテスト

前記事のウォーキングで、
ダニーデン市の貯水池近くを通ったとき、
上水道の施設が建っているのを見つけました。

それほど大きくない建物で、
外見からは、恐らく屋内が3区画くらいに分けられていること,

その程度しかわかりません。

まず確実にあるのは、貯水池から取り込んだ水の
不純物(落ち葉とかムシとか)を沈殿させる水槽と、ろ過の設備、そして
殺菌のために塩素を添加する設備。

そしてこの街では、
虫歯予防ということでフッ素も添加しているので、
そのための設備も、あることでしょう。

日本から来たわたしは、フッ素添加の設備の前に立つなんて初めてです。見たいなあ。外からでも何か、わからないかなあ。

多分わたしの目は、相当輝いていたんだと思います。
化学を教えているマーガレットが、
こういうのに興味あるの?と訊いてきました。

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Sunday, 01 January 2006

海辺へ、「龍」を見に。

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12月28日の日記。

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マンションを引き払い、出立まで、実家に逗留することになる。
家財道具の搬出は完了したが、
大家さんが多忙ということで、部屋の明け渡しは29日へ延期された。
時間があいたので、小樽へ、海を見に行った。

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Saturday, 24 December 2005

マンハッタン計画異聞

わが国でしばしば目にする言説に、

原爆は開発当初からドイツに投下する予定など無く、
日本に投下すると決まっていて、
これは東洋人への人種的偏見に端を発する、というものがある。

M・ミッチェル・ワールドロップ著「複雑系」 (田中三彦&遠山峻征訳、新潮社、1996年)を読む限り、実際は少々異なるらしい。

タイトルからも判断できる通り、この本は原爆に関する論考ではなく、カオス理論などの気鋭の学者たちの生き様を追った、純粋な科学読み物だ。

おもな舞台は、ニューメキシコ州にあるサンタフェ研究所で、

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Tuesday, 06 December 2005

ドクウツギって役立たずなのかな

前記事「スナフキン、太公釣魚を…」のコメントでドクウツギについて書く機会があり、web上で調べてみました。

独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所さま

家畜への有毒植物という切り口ですが、非常に参考になります。トップページへリンクしているので、「目次」→「ドクウツギ」でご覧ください。

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Sunday, 27 November 2005

スナフキン、太公釣魚を気取る/日本食とベリー/伝統医術

…我ながらヘンなタイトルで3つ、お題を書いてみます。 

管理人じゃすみんの行動は、スナフキンに似ているようです。(影☆さんサンキューです♪)スナフキンといえば、彷徨と、なにより釣り。そして釣りといえば…

…今になって初めてコミック「封神演義」を読んでいる筆者(長年の病み上がりですので)としては、ちょっと太公望気分。という訳で、今夜の話題一個目は、釣りで決定。

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小さい頃に住んでいた地域には、小川が流れていた。
珍しく護岸されず、自然のまま放置されていて、もってこいの遊び場だった。
岸で、美しい雉の営巣を観察するもよし、
「渡河作戦ごっこ」や「治水工事ごっこ」をしても、誰も叱らない。
但しこの小川は、

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Friday, 25 November 2005

「地質学と医学が分れば、世界中どこへ行っても食べるに困らない」

komagatake

「地学と鉱物学、医学薬学が分れば、世界中どこへ行っても食べるに困らない」というのは母の、さらに母方の家のモットーだそうです。 そんな母方だけではなく、二人の祖父、そして父も、山が大好きで、鉱石ハントや化石ハントが大好きでした。

肝心の母本人にはその手の知識はありませんが、わたしは初歩的なそういう教育を受けています。

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Sunday, 20 November 2005

イエダニと、土俵の女子禁制に、軽くジャブをかましてみる

日本の伝統/俗説2つに、ごく軽いツッコミ。

①ハウスダストで子供らが続々アレルギーを発症し、畳を避ける人が増加、という昨今の世情。 畳屋さんが「昔は、畳に虫を湧かせるなんて余程ずぼらな主婦でないと有り得なかった」と仰ったり、

あるいは住宅の気密化を云々する専門家が大半だったりします。

……そもそもイエダニ系は、近代以降に海外から流入し、徐々に広がった外来種だと聞きましたが、あれは空耳でしょうか。

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②たとえ太田府知事でも土俵の上に上がってはならない理由は、女性が穢れだから、とか言われてますよね。

「相撲の神様は女性で、力士は彼女に仕える神官、つまり恋人のよーなものだから」というのがそもそもの由来だよ、と小さい頃に日本神話を学んだ記憶がありますが、

これは、かつての管理人のいとけなさ故の、気のせいでしょうか。

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Wednesday, 16 November 2005

世界に内在する恐怖/例の毒物事件について

他人から聞いたことは可能な限り鵜呑みにしないのが
信条の管理人だ。

本でニノン夫人の香り風呂、
という美肌をつくる薬草の処方を読み、
そしてそれに「つぶしたSymphitum officinalis(コンフリー)の根が一掴み」
必要だと聞いたら、
即日、剣先スコップを掴んで外に出て
近所の野生のコンフリーの根を掘りに行ったりする。

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Wednesday, 02 November 2005

エントロピー増大の法則を検証する

リンク: エントロピー増大の法則を検証する.
理系の大学生なんかがよく言う「一人暮らしの法則」という冗談がありまして、筆者はこの法則に逆らうべく常に色々やっていますが、ちょっと気を抜くとそうなりかけます。恐るべし、法則。

ごみ質量保存の法則
部屋の中のごみの総量は、ごみの日の前と後では変わらない。

熱力学第二法則(エントロピー増大の法則)
・部屋の中の物品は全て乱雑さを増す方向に動く。
・一度散らかったものは元に戻らず、故意に片付けようと思わない限り、決してその逆は起こらない。

後者については、実例を表すHPが有りましたので、リンクを貼らせて頂きました。す…すばらしい!

ちなみに、「熱力学~」に対処するための、家事のヒント。

部屋の中で移動する時は、必ず、手に何かを持って移動しましょう。例えば机から台所に行く用が出来たら、机の上に、台所行きの物があるかチェックし、あれば持って行く、というふうに。

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Thursday, 27 October 2005

りんごの香りの庭/りんごの香りの彗星(笑)

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管理人の実家の庭は、主に母が設計し、世話をしています。 ただし、一部にはわたしの好みも反映されていて、その一つが「りんごの芳香が漂う通路」です。 上の写真は、その一部分。

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Friday, 07 October 2005

TOEFL大丈夫そうです/9月と10月のコンサート鑑賞リスト

まずはKさん、影さん、色々温かいコメント有難うございます♪
K.Hちゃん、メールの返事遅れてます。ごめんね。

さて、TOEFL受験を気遣ってくださっている皆さんへ:

実は昨日まで、ろくに付け焼刃すらせずに逃げ回ってました(爆) しかしここまで来たら逃げちゃだめだ×100、と思いなおして、昨日初めて、本番と同じ条件で、主催者配布の模擬テストをやってみました。

結果は、ペーパー677満点中620~650前後、CBT換算で300点満点中260-283くらい?でした。あと一週間くらい付け焼刃を続ければ(あと、本番の会場の方々が、今回の私のように、リスニングセクション中にそばで洗濯機を回しながら時間を有効利用しよう、と思わなければ:自爆)、満点までいくかもしれません。ちょっと安堵しました。

大学基礎コース進学には大丈夫な水準だと分りましたので、ご報告まで。

さて、9月は、ライナー・ホーネック氏の演奏で、再びストラディバリ(1714年製、オーストリア国立銀行からの貸与だそうです)を至近距離で聴くと言う幸運に恵まれました。先だって耳にした、F・P・ツィンマーマン氏の奏でる1711年製の柔らかい音とは少し違う、少し鋭角的な、ソリスト向けの音がしたのは、演奏スタイルの違いだけではないと思います。

ちなみに距離は同じ5~7メートルくらいで、前回は舞台に向かって右より、今回は左よりでした。ホールのサイズは違いますが、建材は同じ木製で、築年数も同じです。

バッハ「無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータ」も良かったですが、とりわけパガニーニの「24の奇想曲」とは相性が良いように思われました。

10月は遊びまくります。中旬にはプラハ国立歌劇場のヴェルディ「アイーダ」全幕、文楽、ベルリン室内管弦楽団、〆はA・チッコリーニ氏の名機ファツィオーリ演奏など、舞台芸術を観まくります。特に人形浄瑠璃は「冥途の飛脚」封印切りの段、とか、鷺娘とか勧進帳とか、本当に楽しみです。

ちなみに節約マニアの私は全て特待チケで行きます。映画と同じ位の価格なので、お財布も心配ご無用さ♪

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Tuesday, 27 September 2005

金属「ビスマス」と「トラウマ」

最近、「アクセス解析」で検索ワードを調べる、というイヤラシイ(失礼)操作を覚えました。
地道に長い人気の「ウーツ鋼/ダマスカス鋼」や、
中秋の名月の時期にのみ人気だった「藤原道長」、
最近のオリコンで話題の「ボン・ジョヴィ」など、
皆様、それぞれ色々な検索ワードでいらっしゃっているようですが、
とりわけ興味深かったのが
「ビスマス トラウマ」の
2ワードで当ブログにたどり着いた方がいらしたことです。

・ビスマス=元素記号83Bi。
窒素族。典型元素。
錬金術の昔から知られる金属ぽい元素では、多分一番重い。
融点が271度と低い。

・トラウマ=「外傷」。元々はからだへの外傷を指す。
近年の流行語としては「心的外傷」や「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」といった、精神面の傷を意味する。
流行語なので、当然(?)、医療の対象となる重篤な例以外にも乱発されている。
例:「あの店のラーメンまずすぎ~。まじでトラウマ。」

この2つの単語「ビスマス」「トラウマ」の組合せは、
あたかも「蝙蝠傘」と「ミシン」が「手術台の上で」出会ったが如き
シュールレアリスム的邂逅のようにも見えましょうが、

同感:筆者も子供時代、ビスマスがらみでトラウマを負いました。

小さい頃、民放TVで、イタリアの某所に所蔵されている、人の全身の血管の標本のエピソードを観たことがあります。
横たわった姿の人間の、微細な血管一つ一つまで分るように製作されています。
(ちょうど、植物の葉を加工して葉脈だけ残した、
皆さんがかつて学校で作った、標本のように。)

全く残酷な話で、それは、実際の人間の血管に、生きたまま、金属を流し込んで作ったのだといいます。
作成を命じた貴族の人間性にも強い疑問を感じましたが、
同時に、幼心に感じざるを得なかった疑問が何かというと、

どういう金属を利用したのか、ということでした。

人体を形作るたん白質は、熱に弱く、
体温をわずかに超えただけで、まるで煮えたように変性してしまうと
その頃、読みかじっていました。
融点が低い合金で、身近な「ハンダ」の場合でも、
それより、ざっと200度くらいは高いはずです。

そんな熱い金属を、生きたままの人間に流し込んだとすれば、
仮に正体不明になるまで酔わされていたとしても
あんなに大人しく横たわっていないんじゃないかと思いましたし、
肝心の血管が固まってしまう温度では、
ああまで細密に血管をかたどることは困難なはずだ、とも思いました。
…あの時代、ウッドメタルやローズメタルは無かったので。

自分の記憶をしばらく検索した結果、たどり着いたのが
それに先立つこと数年前、雑誌「子供の科学」で読んだ
「体温で溶ける合金」の処方でした。

元々常温で液体の水銀に、ビスマスその他、融点の低めなやつを混ぜ、
「室温では溶けず、30度台半ばで溶ける」程度まで
「落ち着かせた」合金です。
これを読んだ日は
水銀を使うなんてズルじゃん、と叫びたかったし
そもそもネタ以外に存在価値があるのか~?!と疑問を感じたけれど、

こういう残酷な目的で造られたのかもしれない、と
その日、TVを観ながら思いました。
あれから随分経ちますが、
確かにトラウマかもしれません。

近所のスーパーで一個19円の投売りだった洋ナシで
菓子「クランチ」を焼きつつ、ビール片手にこれを書いています。
多分、ストレス発散の為でしょう。

観ちゃいけないものを見てしまう人は、自分に優しくしてやらないとね。

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Wednesday, 14 September 2005

ニュージーランド留学に当たって

ただいま管理人は、来月のTOEFL受験に向けて、付け焼刃中です。 改めて感じるのは、

専門用語を英語で知らないなあ

ということです。 TOEFLには余り関係有りませんが…。

「レェィディアム」 と聴いて、「ラジウム」を連想するのはまだ楽ちんです。しかし、カリウムを「ポタッシアム」、ナトリウムを「ソディアム」と呼んだりもしますよね?一講義あたり数度ていどならば、前後から類推できるでしょうけれど、連発されたら最後です。

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Thursday, 08 September 2005

「学者の業」

もう何年も経つけれど、わたしの祖母の郷里で、大津波を伴う地震が発生し、数多くのかたが亡くなられたことがあります。直後、被害を分析するために、日本の地震研究の大家と呼ばれる方々がその場所を訪問されたのですが、それを見ていて、学者の業は大変なものだな、と感じました。

地上数十mの高さに張られた電線に、海底をたゆたっていた筈の海草がひっかかっています。海沿いの丘には、中腹まで海水の痕跡が残っています。教授のお一方がおっしゃるには、推定される津波の高さは40m以上とのことでした。

そう語りながら、「教授」の瞳はさんさんと輝いていました。今にも「素晴らしい!」「こんなにいいものを身近に見られるなんて、学者人生にまたとない大幸運です!」と口走りそうです。満面の笑顔になりそうな自分を、必死で抑えているのが分ります。

なんて酷いヤツ、と思われる向きもありましょうが、集落が一つ、津波になめ取られるように消えた場所にいらした時は、素直に衝撃を受けていらっしゃいましたので、人間らしい感情をきちんとお持ちのかたなのだと分ります。

かれはただ、本当に地震が好きで好きでたまらないのでしょう。

その数年後、父の脳内のCT画像とMRI画像を見ながら「すごい病巣だなあ!」とエキサイトしている自分に気付き、わたし自身、そういう業から逃れられないのだと分りました。

ただ、何事もそうですが、わたしが平和を至上とする信念を持っていても戦争にエキサイトするように、人間、生きるのに必要なことには(普段の信念と少々二律背反を起こしても)脳に楽しいと思える物質が分泌されるように出来ているのでしょうね。

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Wednesday, 07 September 2005

漫画キャラの心理分析?

ちょうど「エヴァンゲリオン」ブームの頃からだと思いますが、
漫画やアニメのキャラクターの心理を分析する、と称する
本が出されるようになりました。
心理学や精神医療に関する誤解
いかにも高尚そうな文体で披露されているのが常です。

うぶなティーンエイジャーならともかく
不肖、筆者程度でもその手の知識を持つものが読むと、
読み始めて数ページで辛くなる本です。
最近、久しぶりにそれ系の本を手にとって、
全然進歩しない内容に、ある意味、感心しました。

交流分析の「AC(Adapted Child)」をアダルトチャイルドと
間違えてはばからないのもスゴイですし、
離人症を他人から離れる病気、と説明する、のもスゴイ。

それらうかつな知識を振りかざし、傲慢な文体で人の精神を、切るわ切るわ(汗)

気分はまるで、誤解をアサルトライフルで
脳内に雨あられと撃ちこまれて、
スポンジ脳症なみに穴が開いたような感じで、
しばらくの間、絶句したまま眩暈しか感じません。

衝撃というか、笑撃というべきか、
こういう講釈を聞かされたら、
専門家であっても、ただ黙りこくるしかないでしょう。

黙って観察しながら、多分
「こういうナルシズムの塊が
俺の診察室に来たらどうしようかな(苦笑)」とか
「こういうヤツでも一応は健常者なんだよね;」と
思うに違い有りません。

ただ、専門家なら知識があるか、というと
必ずしも、そうといえません。先日も哲学専門誌某の脳の科学特集号を買いましたが、脳細胞とニューロンの区別もついていないetc、殆どの論文が読むに堪えない、という経験をしたばかりです。執筆者の皆様は一応、プロの研究者でいらっしゃるはずなのですが。

学者のもつ、自身の専門分野への知識は
主婦が、自宅の台所道具に持つ知識とそう変わらない、といいますが
まさにその通りで、

市井の物知りとして生きるにしても、
学者として生きるにしても、
自分が物を知らないかもしれない、と自戒する精神は
忘れないようにしたいものです。
今回の本は、良い反面教師になりましたね…。

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Tuesday, 06 September 2005

防災用品、ちょっとニッチなお勧め

△絆創膏 

○三角巾+ガーゼ+出来れば30cmくらいの棒

絆創膏は、傷が大きいと役に立ちません。
取れない代りに、傷が乾かずにふやけたりしますし、
こまめな張替えを怠たりがちで、結果、化膿しやすいです。
あとは、剥がす時に痛いです;
はがすついでに傷が開いて嫌な気分になったことがある方も
多いのではないでしょうか。

但し、指先などの繊細な箇所への怪我に対しては
包帯より便利でしょうから、
各サイズセットになったタイプのものを一箱用意しておくと
良いかと思います。

三角巾が一枚あるとないとでは、骨折の手当ても止血も、大違いです。
かなり大きな外傷の手当ても出来ます。
糸切り歯で裂いて包帯の代用品も作れるし、
なんとなれば、生理用品の代用だって作れますよ。

棒は、骨折の手当ての時、添え木に使います。
多少心得のある方は、用意なさるに越したことは無いです。

×木綿の換え下着 

○パンスト

わたしは父から、木綿の肌着はアウトドア活動には決して着るな、死ぬぞと、脅されて育ちました。
木綿素材の服を、汗や雨などで湿ったまま着続けると、
驚くほど体温を奪ってしまうからです。

また、汗や皮脂を吸い取りやすいという木綿の特性は
本来ならば長所なのですが、
これが、洗濯のままならない非常時には
汚れるのが早い、という形で祟ってしまいます。

パンストは防寒性に富み、軽く、かさばらず、
伸縮性があり、サイズの融通が利きます。
つま先と股の部分を破れば、アンダーシャツ代わりにもなります。
これは男の方には恥ずかしいかもしれませんが、
非常時なので、背に腹は換えられませんね。

パンスト破り着はぜったいに嫌、という向きは
化繊の肌着を、
冬用にはタートルやハイネック一枚、
夏用には袖なしを一枚ずつ、お持ちになると良いでしょう。

△ミネラルウォーター 

○携帯用フィルタと浄水錠剤

ボトルの水は一時しのぎには良いかもしれないですが、あまり備蓄しておくと、移動が必要な際、重いことが命取りになりかねません。 たとえ川の泥水であっても水が手に入る地域では、塩素の錠剤やフィルタの方が遥かに軽くかさばらず、持ち運びやすいです。

これらは多分、アウトドア屋さんに売っていると思います。

水は命を左右するものなのに、ほんとにうんざりするほど重いです。
室内に常備する非常袋に入れるのはボトル一本くらいにしておいて、
一戸建にお住まいの場合は、屋外に何らかの形で保管なさるのも
手かと思います。

◎手回し式ラジオ
電池切れの心配が無いし、単純なので故障のリスクが低め。
携帯の充電の出来るタイプが出ているようです。
おそらく非常に重宝するでしょうね。

◎焼酎やウィスキー
度数が高いものをどうぞ。

局方エタノールでも消毒の役には立つのですが、
微量にメチルアルコールが混入していると
聞いたことがあるので、
気付けに口に含ませたりするにはちょっと駄目かな、と思いました。
(実際はどうなのでしょうね?)

焼酎やウィスキーは気付けになりますし、
傷口を消毒できますし、
風呂に入れず体が汚れても、これで拭けば
かなりさっぱりします。
度数によっては車や単車の燃料代わりにもなります
(エンジンは痛みますが)

お好みの美酒を非常用に買い置きして、
辛い避難生活の、せめてもの心の慰めにするのも
悪くないかと。

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Friday, 19 August 2005

科学でも最悪の事態を考える自分

以下、kさまのコメントへのお礼です♪

おっしゃるとおりです。
科学の大きな発明が、ほぼ全てそうであるように、

創った人間の代では、正直言って
なぜそれが起こるのか、
詳しいところは判らないですよね(悲)

宇宙が膨張している例だと、
どういう仕組みで膨張しているか、
詰めていく部分はまだこれからで、

あの、波なのか物体なのか皆目判らない存在が
どう振舞った結果として宇宙が膨張するのか、まで
完璧に判るのは遠い将来のことでしょう。

核酸やタンパク質は巨大で
把握が容易で許せるのですが、ちぃと怖いのは

管理人が
途中で作用していると疑い中の物質たちには

・分子量のちっっちゃい無機系で

・摂取量がピコグラム単位でも悪さをする

そういう物もあることで

常に最悪の事態を考え過ぎる自分は

やんちゃさも冒険心も失っているかのようで、
微妙に厭わしい気がしますね・・・。

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Thursday, 18 August 2005

集合的無意識について、原始的な生物を見ながら思う

筆者が心理学を学び始めた幼いころ、日本では、フロイトへの崇拝が
残り火のようにくすぶっていた。

彼の説は、確かに、歴史的といってもいいほど重要な指摘を行っているけれど
みんな知っている通り、ボロがたいへん多い。
初めて彼の説に触れた頃、わたしはなに分にも2歳や5歳の屈託ない幼児だったので
読みながら、非常に素直に
「ありえねー」と心の中で突っ込みを入れまくっていた。

時折「ほー」と感心したこともあったが
一本通しで、各々が出現した割合をみると
「ありえねー」4.5割、「そんなものでしょ」5割、「ほー」0.5割くらいだった覚えがある。

わが国には、精神分析を続けて受けられるような大金持ちは皆無に近く
また、保険の点数を稼げる療法ではなかったらしいこともあって
さほど広くは普及していなかった。

海外から聞こえる精神分析への声としては
「何年もかけ、大金を費やしても一向に治らない」という悪評が根強かった。
分析医としては何としても、患者のせいにしたかったようだが。

要は、適用できる範囲が、予想されていた程は広くなかったこともあるし、
フロイト本人や高弟は、まず①自説を熟知し、その上で②患者の心の「ツボ」を見つける洞察力にも長けていた----ために効果を挙げられたけれど、
①、②ともに普通人にはなかなか真似出来ない、という要因もあったと思われる。

そんなわたしも、まもなく知ったユングには
はかばかしい突っ込みを入れられなかった。
彼が意図する点を理解できた、とはとても言えなかったけれど
集合的無意識って何なのだろう、と心の片隅に止めたまま
何年も過ごしてきた。

タマホコリカビ、という面白い粘菌を
高校生物などで習った記憶を持つ方は、割と多くいらっしゃるだろう。
(筆者の高校時代は物理・化学コースだったが。)

普段は小さな小さなアメーバ状の形で
ばらばらに暮らしているのだが、
食べ物が不足してくるとよりあつまって
ちょうどナメクジのように動く一つの身体をつくる。
のったりのったりと移動し、
程よいところで立ち止まると、最後にはまるで植物のように
根や茎やあたまっぽい各部を形作って、
いつか環境が整うまで、枯れたようにじっとし続ける。

思うにこれらの一つ一つのホコリカビは
それぞれは、あくまで自分の好きなように生きているだけだ。
その結果が、傍目にはまるで
明確に統一された意思を持つ、一つの生物のように見え、
アメーバとして生きていた頃にはありえなかったような
遠くまで移動を行ったり、
見事な分業体制を見せたりする。

ひょっとすると、人間もこのように
一人一人は自分の理性と甲斐性に基づいて
特に他者のためを思わないで生きても、

見えない部分で意思を共有していて、
どこかを目指しているのかもしれない。

------------------------
まもなく選挙がありますね・・・。
恐らく日本人はこれから選出する政府には
さんざん騙され、裏切られることになるでしょうけれど、

それは、ひょっとすると、
日本人の集合的無意識が
「ぼくらはもう一回騙されて、しっかり懲りたほうがいいよ」と
判断しているからなのかもしれませんよ。

・・・そう考えると少しは気分が安らぎます(苦笑)。

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Friday, 12 August 2005

がんと、幼い日の私(あるコメントに帰す)

素人の特権なので、思い切り勇み足を書いています。

私の父を殺したがん。

がんへの関心は、前に書いた、10歳の頃に遡ります。
当時、世間は植物クローンの成功に湧いていて、
わたしも熱狂した一人でした。

そして、クローンがその植物らしい形になる
その前の姿(たしかカルスと呼んでいました)を見て、思いました。
.・・・でこぼこで、ぎざぎざで、もこもこと意気軒昂な姿が
まるで悪性の腫瘍にそっくりだ、と。

考えてみれば、この組織の細胞がやっていることは
がん細胞に似ているなあ、とも。

子供心に、
ぜひこの神秘を突き詰めたいと思い
今は思い出せない仮説を、盛んに組みたてました。

---誰であれ、学問を志す者は、
幼い日の一瞬、こうしてあの「真理」の輝きを目撃し、
その、世の光と熱の全てを凝縮した閃光に眼の奥を撃たれ、
一生消え無い残像と憧れを刻印され、
心にひりつく炎症を抱えながら生きているのでしょうね。

7歳にして死に掛けていた心の働きが、直後
完全に冬眠状態に入ったのは、

この衝撃のせいがないとも言い切れません---

能動・・・そうですね。能動かな。
仰っている「能動」の意味をわたしが踏み違えていないことを祈ります。

よく、環境汚染や放射能汚染でガンが発生しますが、
その時患部では、健康体ではありえない頻度で細胞が盛んに色々やってますよね。
まるで「カルス」や胎児、胎盤の発生みたいに。
生産的です。
患者にしてみれば、たまったものじゃあ無いでしょうけれど、

ヒトなり、トリなりといった種そのものは、
汚染に強い突然変異の発生を期待できる訳です。

がん細胞という有用な実験室を
作り出したい、
無意識のどこかでそう考えつつ、われわれ生物は、
無害なウィルスを捕まえて、
遺伝情報を組み替えて肉腫ウィルスにすることさえ
やってのけるのかもしれません。

先日、浜口道成さんの参考書(既出)で

かの花房秀三郎博士の実験、
ラウス肉腫ウィルスtd変異株を幼若トリに感染させて
プロトオンコジーンを発見した実験について学んだとき、
そのように思い、一晩眠れなくなりました。

本来がん化能が無いはずの同ウィルスが
発ガン要因という、彼らにとっては何の役にも立たないものを
ひよこの体内で取り込んだこの現象をみて、

ひよこが、
「このコたちに発がん性を持たせるといいことがあるピヨ♪」と思って
ウィルスさんの遺伝情報を組み換えたのね

そう思うのは単純に過ぎるでしょうか。

どんな病気であれ、その病巣は、
なにかの実験場の役割を果たす細胞が
ちっちゃいコロニーに飽き足らず、暴走し拡大して
(まるでファーストガンダムのジオン公国みたいに)
本体に戦いを挑んだ姿なのかもしれません。

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Thursday, 11 August 2005

科学者の卵でオカルトマニア、というヒミツ。

わたしは本業として科学を目指しているけれど、
同じ位、オカルトに対して興味を持っている。

きっかけは、幼い頃、タロットを手に入れたことだ。
怪しいデータをかぎ分ける事に関しては
ませてコマッシャクレた分別があったわたしだが、
これがまた、
「統計的にありえない」
「どういう原理で動いてるんだ?」と
頭を抱えるくらい よく当たったのだ。

でもそれだけなら医学研究でいう「あるある式」、
「少ないサンプル数に恣意的な解釈を加えて
世間受けする結果を導いているだけ」
かもしれないという自戒があった。
―――こういう「操作」は、無意識に行いかねないから怖い―――

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Monday, 08 August 2005

錬金術的、夏モノお洗濯方法。

木綿や麻の白ものを、長く鮮やかな白さに保つ方法です。必要なものは、

硫酸。

印鑑を持って調剤薬局に行けば、売ってくれます。当然、希硫酸です。これからで希釈しますので、間違って濃硫酸など入手しないように(どこでじゃ)。

希硫酸を、100倍に水で薄めます。

水は水道水でも井戸水でも深く考えないでください。なんせ、家事ですから。また、当然ですが、厳密に100倍で無くても良いです。・・・そこのあなた、重量比か?なんて悩まないで下さい。家事ですから、おサジと軽量カップの世界なのです(クド)

この、硫酸を薄めた液体に、洗濯を終えて脱水した白物を、1-2時間漬け込みます。終わったら、脱水とすすぎを2回くらい行えば完了です。これを年に2-3回行うと良いそうです。

出典「外国のおばあさんの引出し」 佐橋慶女・著  文春文庫

これまた、やはり子供時代に覚えました。今にして思うと、私が家事切り盛りからオカルトまで幅ひろーく覚えられたのは、勉強したくても出来ない時期が長かったお陰なのでしょう。例の身を滅ぼさんばかりの知識欲(link)を、こうして発散していたんですなあ。・・・家の中のものも、色々プチ実験の犠牲(link)にして、滅ぼしてましたが。

さて、例の鋼映画、まだ見に行ってないんですよね。なんでかというと、前、「見た目も性格もエドによく似ている」と言われた筆者としては、以来、あれを見聞きする度、「じゃあ、そのエドワードが好きな私はナルなんすか?」と、思わず考えてしまうからです。・・・いらん事考えてないで、今週末にでも行こうかしら。・・・行けよ自分!

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Saturday, 30 July 2005

成田空港にて、出血熱流行情報に接す

帰国時、検疫の所にアウトブレーク警告の立て看板を発見。思わず立ち止まる。

中央アフリカの地名が書かれた地図。「マールブルク病」という名前。結構、広いエリアで発生している。旅行で立ち寄った日本人も、皆無とはいえないだろう。

確認したくて、先を行く母を呼び止めようとしたけれど、急ぐとの事で不可。歩きながら、マールブルク病って何だっけ、と記憶の糸をたどった。10mくらい歩いた地点で、脳内検索の結果がヒット。

エボラ出血熱に似た病気だ!

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Tuesday, 05 July 2005

週末日誌/開き直る「天才」の巻!

「知りますや、その国/ミルテは花咲き/暗き葉陰に柑子は熟れ」

旅行を前に、遠い記憶にある詩を口ずさみたい、うかれ気分の筆者です。 いつものとおり、作者も訳者も忘失していますが。・・ゲーテでしたか??? しかもニュージーランドは今、冬ですのにね。

タイトルは週間少年ジャンプを意識。

さて、当のニュージーランドへは7/7に出発を予定しているのですが、

ある事情のため、約3万円も割り引かれることになりました!
宿の部屋数に不足が生じたとの事で、
郊外の別宿への変更を頼まれていたのです。それを私と母御前が諒解した事へのお礼と、お詫びだそうで。

結果、計5万数千円で、地元-NZ間の往復航空券+1週間のホテル代を賄えるのです。
なんとまあ、素晴らしいコストパフォーマンス。

○週末の掘り出し物。
・「英国スタイルの家事整理術」(佐藤よし子著 PHP研究所 2002年)

私は幼い頃かられっきとした家政マニアだ。「衣」はサイズ直しや靴の手入れ程度だけれど、「住」は桐箪笥や白木の建具の手入れから洋物家具の艶出しまで、「食」は完全に手作りの透き通ったコンソメから地元特有の漬物まで、子供時代に一通り、家の切り盛りを覚えた。

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Monday, 27 June 2005

仮説と、仮説に関する追憶

大学の近場の小さなシンクタンクに、
ほんの短期間だけ、
アルバイトとして雇って頂いた事がある。

四年に進む前後だったので、
採用面接では
着手予定の卒論のテーマを訊かれ、答えた。

すると面接担当の方が、
「そのテーマについて、
どんな仮説を証明しようとしていますか?」とも仰ったので、
以下のような、返事をした。

「おおまかな仮説ならば、幾つか
用意しているのですが、
証明しようと思っているものは、まだ有りません。
データの検討はこれからですから、
結果次第で、
どのようにでも変更するつもりです。」

さらに
その理由を聞かれた。

「どんなに思い入れのある自説であっても、
証明したいと願いすぎると、
都合の良いデータしか見えなくなることが、
よくありますから
むしろ、かっちりした仮説などは
立てないほうが良いと思っています。」

我ながら、
平凡な意見だと、思った。
けれど、なにやら非常に感心されたようだった。

そのバイト先でも、
病弱だった私は
例によって体力が持たず、
確か、一ヶ月程で辞した。

持病があるなら働くな、
迷惑だと仰る向きもあろうが、
人様に迷惑を掛けたのは、自覚している。
けれど
当時の私のような
いつ治るとも知れない長患いの半病人は、
家に頼ることも国に頼ることも出来ず、

今日・明日のパン代のために、
目の前の職に飛びつく以外に無く、
身体の動く限り、
働くしかなかったのだ。

ご迷惑をお掛けしました、と
頭を下げる私を
所長さん---50代位の女性だった---は
近所の喫茶店に連れて行かれ、
コーヒーを奢って下さった。

そして、具体的にどんな言葉かは
残念ながら忘れたけれど、
それまで生きていて、
肉親からも聞いたことが無い
暖かな励ましを掛けて下さった。

天才のなんの、と呼ばれた経験は 
正直に申告するなら、
すぐには思い出せないほど無数に有る。
・・・傲慢な事を書いて、御免なさいね。

それでも、人から褒められた、
認められたと思える経験、
心が温かくなった経験は
生まれて以来、その日が
本当に初めてだった。

なぜか、という理由を考えても、
仮説すら 思いつかないのだけれど。

ともあれ、いいことを思い出せて、

ほんとうに 嬉しい。

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Wednesday, 22 June 2005

催奇形性の化粧品、そして日本

(「何を見ても何かを思い出す」を6・25に改題)

美容室に行きました。
某VSの講師をなさっている方が、
その方の作の,新しいデザインで切って下さいました。

私の心の中ではショートカットが今、旬です。
周囲のリアクションが心配でしたが、
嬉しいことに、今の所、大変好評です。

切って頂いている間、某女性ファッション誌を読んでいました。
普段、雑誌は読まないに等しい私にとって、
読む唯一の機会は美容室です。
結構、面白いものですよね。
いっつも同じネタばかりですけどね~♪。

化粧品の記事(link)で突っ込みを入れたくなるのは
筆者にとっては常のことですが、
今回は突っ込み以前に がくんと暗くなりました。
レチノ―ル配合の化粧品。
反則。
というか、
禁じ手。

どのように禁じ手なのか説明しましょう。

レチノールには、お肌がつるつるになるという
素晴らしい効き目があるようですが、
広く知られた顕著な効き目が、実はもう一つあります。

催奇形性

当然、妊婦さんには不可。
近々子供が欲しいと思っている女性にも、不可。
確か、国によっては、レチノール配合の化粧品には
パッケージに奇形の胎児の写真を印刷して
警告することを義務付けている位、不穏な成分です。

わが国では、野放しにされていますけれど。

肌荒れや美白や、アンチエイジングに卓効があるという成分は
私が小さい頃から今まで、色々出てきました。
筆者も、一応70年代半ばから
記事になるたびにぽつぽつ追跡していますが、
どの成分も

①ビタミンCやEのように、これといって鮮やかな効き目が無い事が判明する
あるいは
②コウジ酸やレチノールのように、発がん性や催奇形性が見つかる
そのどちらかの傾向があります。

若返り成分は、大雑把に言うと細胞分裂を促す成分なので、年不相応な分裂を急かされた細胞では、遺伝子辺りがヘンになりかねないんですね。

最近でいうと、コエンザイムQ10などに
私は疑いの目を向けています。

現代の人間は40-50才ともなれば、
どなたもどこかに 癌手前の組織の一つや二つは
抱えていらっしゃるでしょうから、
高齢に伴って
Q10を体内で合成する能力が落ちているお陰で
癌発病から逃れている可能性も、無いとは言い切れないでしょう。

補酵素は体内に数多く有りますけれど、
そういう、数多くある自然界の物質を人体が使うときは、

副作用を牽制する物質と併用して使うのが定石です。
Q10に効き目があるとすれば、
毒になる部分も必ず有るはずで、

人間の身体は Q10を使うときにも
害を抑える他の物質を、
巧みに組み合わせている筈なのですが、
誰かそれを究明しましたか?
そして併用していますか?

こんな警告を書いている人間は
まだ他に居ないようで、
私の杞憂であれば良いのですけれど。

以前、どんな事があっても日本が好き、という記事を書きました。
その気持ちに嘘偽りは無いのですが、
今の日本に存在する事象の、9割くらいを憎んでいます。
私の気分を例えて言えば

「ハンサムで素質の良い、大好きな弟が
極悪結婚詐欺師になってしまったので
顔をあわせる度に怒鳴りつけつつも
心で泣き、更生してくれと祈る姉の気分」あたりが近いと思います。

多分、みなさんどなたも 
時折 良心に恥じる事をしつつ、
基本的には
真面目に生きてらっしゃるのだと思います。
けれど、一つ一つはささいな悪なのかもしれませんが、
今の日本では
積み重ねすぎじゃないでしょうか。
微小なサンゴ虫が堆積して島が一つ出来るみたいに、
巨悪を作り出していませんか。

レチノールの場合、
メーカーは監督官庁がとめてくれる筈だと期待し、
官庁はメーカーの良心に期待する。
国民は、メーカーや官庁が危険な物質を市場に放つ筈が無いと
信じて疑わず、
人間にとって何より大事な「疑う」という
心の働きを投げ捨てて、
皆で責任を回避している。

某地方で大学生活を送っていた時、
プロテスタントの教会に顔を出していて、
こんな体験をしました。

常連に私と同い年くらいの方が居らしたのですが、
牧師さんいわく、
連絡が取れなくなった。
その一家が住んでいるのは自治体が運営する団地で、
新しい知事の施政下、家賃が急激に上がったため、
生活に困り、公共料金を払えず、
電話を止められたことが理由だと。

詳しくは覚えていない上に又聞きですが、
長年3万~4万くらいだった賃料が、
改築を理由に、
月10万以上に上げられた、ような話でした。

暫く後、教会でその人にお会いしました。
理由は忘れましたが、雑談が政治の話に逸れ、
某さんの「戦争論」の話題がでました。

専門として国際法や国際政治を学んだ私にとっては
「読むとお腹と頭に奇妙なカユミが走るギャグ漫画」
ただそれだけの本なのですが、
その方は 真に受けているらしく、
「パル判事が日本は無罪だといった」と熱弁を振るっていました。

パル判事が
日本を無罪としたのは、
後づけで作った法律で裁いちゃ駄目だ、という
法曹の本分に忠実な判断によるものなのですが、

その人は難しい話は
一切受け付けないようです。

(分りやすく例えてみます。:
最近、タバコポイ捨てはあちこちで禁じられ、
今でこそ、条例で罰金などが課されるようですが、
だからって、
「タバコポイ捨て禁止が始まる、その何年も昔に
吸殻をぽいぽい捨てて、迷惑だった人」に、

今の条例違反のかどで罰金を請求してよいかというと、
駄目ですよね?

その人の過去のポイ捨てでどんなに他人が迷惑を被っていて、
裁判官自身、罰してやりたい衝動に駆られても、
無罪と告げるのが、司法の仕事です。

実際パル氏は「南京事件」に関しては
数々の捏造や誇張を割り引いた上で
圧倒的に 有ったと判定していますし。

(疑問を感じる人は、他の本への引用じゃなくて
原典にあたりましょうね。
出来れば、原語で。
真実の奥が見えますよ)

その人の場合何が とりわけ問題かというと、
その漫画家さんと、問題の知事さんが
同じ主張グループに属する事について

何の疑問も感じていないらしいことで、

知事の主張する政策が
その人のお母さんを、今夜も
「お金がないよ~生活が苦しいよ~」と泣かせている(想像)ことには
全く思いが至らない様子です。
一家からは家賃をがめつく毟り取りながら、
寂れる一方のお●場●海副●心開発には
単位のお金をつぎ込もうとしていることを
教えてあげようと思いましたが、
言いませんでした。

唯一の希望なのでしょうね。
その知事さんたちが首相になれば強い日本が出来るって夢が。
日本は全く悪くなく、
皆アメリカや中国の陰謀が悪いのだという、考えが、
この上無く心地よいのですね。

外交は
表面は穏便な言葉をやりとりしつつ
わがままな方向に話を進めるのが常なので、
アメリカや中国の陰謀の可能性について
筆者は否定しません。

けれど、
他人の頭の中の策略は
どうにも変えようが無い訳ですから、
まずやるべきは、内憂を取り除くことでしょうに。

具体的に言えば、
国や自治体の力を消耗する無駄遣いを止める、のは
イロハのイでしょうが、
そんな基本的な思考さえ、某知事は
上に書いたとおり、明らかに持ち合わせていらっしゃいません。
そのくせ、国益の国辱のとシャウトなさるのですねえ。

そして彼らに期待を寄せる国民。

彼らその他の方々の無駄遣いに起因する借金が
世界史上空前の
返済不能なレベルに達したおかげで、
我らが祖国日本は
国債の格付けをアフリカの小国ボツワナ並みに下げられる
という国辱の只中で
辛酸を舐めています。

国庫の破綻は早晩不可避、
あとは、どう被害を少なくするかを
算段するしか手が無い窮地の只中にあり、
一部の真面目な政財官学民が頭を悩ませているというのに、

某知事らは、まるで墜落間近の飛行機機内で
ヘンな宗教を布教し始めた教祖みたいです。
おかげで国中の皆が、
実際の危機に目を向けられなくなっている。

彼らの言う事もきちんと疑う様に告げた私に、
その方は「疑っている」と断言なさいましたけれど、
果して如何程のものか。

最後に。
国民の金融資産が1000兆円を超すから平気だと
その筋の方は仰いますが、
国民の財布と国の財布は、あくまで別です。
何の救いにも、なりません。

極めて単純な例えで言うと、
子供の蓄えをあてにして
親が借金を膨らませているようなものです。

いざというときは身内同士の金で相殺するので
よそ様には迷惑をかけずにすむという理屈でしょう。

国民の財布から金を抜き取って政府の借金の穴埋めをしようというのですから、
我々が地獄を見るのは明らかです。

加えて、この1000兆(と単純化します)の
かなりは、価値がゼロになりかねない、日本の国債じゃないですか?
米国債も大量に持っている?
だから何ですか。
いざというときに頼りになるような
流動性が、米国債のどの辺りにあるのですか?

そもそも日本以外に、米国債をどか買いする国が無いから
日本が持っているのであって、
大量に放出したところで
どこの物好きが引き受けますか。
投げ売りで売りさばきますか?
下手するとアメリカと共倒れになりやしませんか。

7月上旬から、2週間ほど海外へ行ってきます。
南半球の風光を愛でつつ、
財政危機を乗り越えた国の
実際を、この目でしっかと学んできます。
何をどう学んだところで、
微力な私には今回の日本の危機は救えないでしょうから、
かなり悲しいですけどね。

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Monday, 20 June 2005

人間と肉食、そしてフェミニズム

猫に魚をやると、新鮮なものを特に喜ぶ。
人間は、猫が食べないような、少し活きが下がった魚でも美味しく食べられる。
美食家によれば、
大体において、〆た直後の魚は
美味しいものではないらしい。

そして、人間が食べない、状態の悪い魚でも、
ハエなどの虫からすれば、十分に美味しそうだ。

人間が肉を食べる場合は、

屠殺の後かなり長く寝かせないと、美味しく食べることが出来ない。

人間はサルの類の中では唯一、習慣的に肉を食べる生物だけれど、
自分で狩をするようになったのは
恐らく、ほんの最近だろう。
仮に、昔から肉に困らない生活をしていたとすれば、
新鮮な肉を何より好むはずだ。
古びた肉の方が美味しく感じるのは、
人間が主に、他の獣が取った獲物の、
古びた残り肉を漁っていた時期が、長かったからだろう。

加えて、
人間は道具を得た後も狩が下手だったので、
捕ってきた肉が古びることも多々あったと思う。
そうした事態にも、
味覚が適応しているのだろう。

また、
骨付き肉を食べた人間なら誰でも分ることだけれど、
骨の周囲に張り付いている肉は人間にとって、特に美味しい。
同様に骨髄も実に美味しい。

ライオンのような肉食動物の食べかすを見ると、
骨の周囲の肉は食べ残している。
骨髄は食べていないように見える。彼らにとっては、美味い部位ではないらしい。

やはり、人間においては、
こういう他の肉食獣の食べかすを食べ始めたのが肉食の由来なのではないだろうか。

よく巷説で、「男は外、女はウチ」といい、
「原始時代から、男が外で狩をしている間、
女は洞窟で子育てをしながら男の帰りを待った」
などと言うけれど、
非科学的極まりないと、筆者は思う。
悠長に待って居たりしたら、飢え死にしてしまいます。
人間って、いつからそんなに狩が上手くなったのですかね?

私は山遊びをして育った人間なので、
人間より鈍い野生動物など、
滅多に居るものではない事を知っている。

アホウドリやナマケモノはとろいけれど、
そう、どこにでも居る物じゃない。

人間が鈍い証拠として、以下に例を挙げてみる。
犬を飼っている皆さん、
皆さんの内で、犬を散歩させる時
愛犬がフルスピードで走りだしても追いつける方、何人位いらっしゃいますか?

自分は鹿より速く山道を行ける、と断言できる方は?
ウサギより早く藪を走れる、と断言できる方は?
猪を組み伏せることが出来る方は、どれくらいいますか?

世界のあちこちの、狩猟採集民。
時折テレビでやっている彼らの暮らしをを思い出して頂きたいのだけれど、
男が狩に出ている間、
女も同じく野山にでて、採集をしていませんか。
男は外、女も外、のようですよね。
ただ、女の方が、行動範囲が狭そうですが。

また、男だからと言って全てが狩に出るわけではなく、
残って専ら工芸などをする男も居ますね。

狩猟採集民族の食料は、
以前に読んだ、南部アフリカのコイ・サン族(正式名称、何でしたっけ・・)

に関する統計によれば、
カロリー比で6割位は、女性の獲得した食料に頼っているようです。(過半数だ!)
男は確かに狩に出るけれど、
狩の成功率は、25%程度なのだそう。
4回中3回は手ぶらで帰ってくるのですね。
人間だから、仕方が無いです。

男が外で働くのは習性、なのだとすれば、
女が外で働きたがるようになったのも、
上に書いたような時代から連綿と続く、習性によるのかもしれない。
なにせ、人類創生からつい数十年前まで、
人の大半は第一次産業に就いて、
女も男も、野良で働いていたのだから。

ちなみに、少数ながら存在した主婦層の場合、ほぼ必ず、
お手伝いさんなどが家に居て、
家にこもりつつも、家族以外との小さな社会を持てた。

1960年頃の日本で行われた、
若い農村男性へのインタビューを読んだ。
男性達は、
「都会のサラリーマンのように、妻を主婦にしたい、
家に居させてやりたい、
辛い野良仕事をせずに済む様にしてやりたい」と
夢を語っていた。
女性も、そのような暮らしを夢見た。

その結果といえば、例えば、
女ざかりの数十年を
子供と24時間二人きりで顔を突合せつつ、

昼寝が出来る代りに死ぬまで24時間365日家事をし、
鉄筋コンクリートの公団2DKに籠って過ごす人生だったり、
己の手で獲得したと自信をもてるものが特に無いまま
夫や子供の栄達に

野心とエネルギーの全てを賭ける人生だったり、

あるいは、運悪く夫や親に先立たれた日には
夜の街で、言い馴れないお世辞を言いつつ、
飲めない酒を飲み、オンナの逆年功序列に怯える人生だったりした。

野良とどちらが辛いか分らない人生を送るようになるとは、
誤算以外の何物でもなかったのだろう。

だから、女性の社会進出というのは良いことだと思う。
「家を守る」と言ったところで、
強盗とかに腕っぷしで勝てる奥さんが、
どれだけいるかな。
家で安心して過ごすには、男手も必要だろうに。

だから、
男性も女性も、ほどほど外に出つつ、
ほどほど家にいられる社会が、良い社会なのでしょうね。

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Wednesday, 11 May 2005

ダマスカス鋼

某友人が、フィクション執筆の為に、と十字軍ネタを調べ中なのですが、
彼女のPC画面の地図に、ダマスカスという地名を発見した瞬間

激萌え

した人間は私です。ダマスカスですよ?
ここ3000年くらいの長きにわたって,
錬金術師や金属学者には垂涎の的であり続けている超高炭素鋼、

ダマスカス鋼=ウーツ鋼の、

原産地だと誤解されていた街ですよ?

ウーツ鋼、というのは、
筆者の頭の中では、日本のタマハガネと並ぶ、
古代・中世世界で最高の鋼です。

よくその辺で言う、複数の金属をどうにかして造った「ダマスカス鋼」は

単なる、見てくれを真似ただけのレプリカ

で、本当のダマスカス鋼だと、鉄以外の金属は、そもそも原材料に入りません。不純物的にニッケルが入るだけで、ほかの主gaikan_2 な成分は炭素です(先ほどオンラインを検索して、複数金属を組み合わせたもの=ダマスカス鋼だ!と主張しているお馬鹿マニアサイトを複数見たよ・・・そして、現代では利点は無いとか言っていたよ・・・そして、明らかにパチもんの、醜い写真を自慢げに並べていたよ・・・悲しいよう・・・神聖冒涜だよ・・・それでもマニアかい・・・あぅ)

粘りでも何でも、現代に至るまで他の鋼を圧倒しています。
玉鋼より優れている点として、
奇妙なまでに錆び辛い、という点も特筆すべきでしょう。

なにより力説したいのは、その美しさです。

鋼青色の背景に、銀色に輝く星のような球状結晶が無数に渦を巻くその表面は、
まさに夜空に浮かぶ銀河のようだ!

上の写真は良質のレプリカです。ぶっちゃけ、現代科学をもってしても、レプリカしか作れないです。

模造品とはいえ、きれいでしょ?

今、ふと
「アメショのシルバータビー猫のお腹の渦巻き模様みたい」
とも思いましたが;

古代、小アジアはヒッタイト王国で発明された製鉄が、
ほんの数百年の後の遥かインドで、
一体どのようにしてここまで発達できたのでしょう。
(そう、インドです。シリアではないです)
90年代初め、私が何とか意識があった頃の科学でも確か、
製法は色々な点で謎のままでした。が、

友人からキーボードを奪取して調べたHPにて、
最近ようやく突き止められた秘訣、らしきものを発見。
かつて、冷却に際して

生きた奴隷の身体に刺して徐々に冷やすとか
赤毛の少年の尿に浸すとか
いろいろデマを流された製法とは、

適当、以上に混ぜない。ゆっくり冷ます
ただそれだけのようです。真偽の程はさておき、妙に真実味があります。

これを読んで、あるベトナム菓子を思い出しました。

このケーキをカットして行くと、断面に、櫛の歯のような、不思議な模様が浮かぶのですが、
この、幾つもの層を成す構造を出すにあたっては、
別に、手の込んだ仕掛けは要らないのです。
定められた材料を混ぜて、型に流して、
一定時間、オーブンで焼くだけ。
熱しているうちに、材料が変化して、型の中でくし型模様を作り出してしまうんですね。

ふむ?
では、ウーツ鋼の場合、古代インドに高度な炉があったから可能だったのでしょうか?
火力の優劣は、化石燃料の炉が発達するまでは、どの世界でも大きなネックでした。
ヨーロッパに見るべき鋼が無いのは、炉と燃料の関係で高温が出なかったから、
と、小さい頃の勉強をあいまいに覚えています。

ちなみに、最近、@ニフのインド占いで
「錬金術にかけるあなたの情熱は、
不治の病を治療する妙薬の発明につながる可能性があります」といわれた筆者。

当たり外れはさておき、お蔭様で、

情熱を思い出しました。
王水を買ってもらえない、幼い幼い頃、母親の金のアクセサリーを
ためしに塩水とか
酢水に漬け込んじゃった情熱(link)、

近所の空き地で、土から採取した砂鉄を、

床にぶちまけたまま遊びに行ったり、
コンロやストーブの上で熱したまま忘れたりした、幼い頃の、あの情熱。

狂牛病も、
金属がらみの可能性があるから、少しは役に立つかな?

レプリカ写真は、ニッテクリサーチ社さまのサイトからお借りしました。ニッテク様に版権がある写真というわけじゃなくて、私が幼い頃から出回っている、有名な写真なのです。どなたが撮られたのでしょうね?レプリカでさえ、ちゃんとしたものは珍しい、という、ダマスカス鋼の希少さを示唆する出来事のように、私には感じられました。

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Tuesday, 19 April 2005

おそらく最高のスキンケア

化粧にはそこそこ興味があって、メイクアップ用の化粧品を幾つか買うので、わたしの手元には、それらの姉妹品の、スキンケア用品の広告が頻繁に届く。

まともに化学をやっているものが見て、あれほど切なくなるものも無いと思う。

だいたい、みんな考えてみろよ、みんなの肌が荒れ始めたのってメイクを始めた頃か、あるいはそれまでふつーの石鹸で顔を洗っていたのを、オトナを気取って

チューブ入りのビオレだのなんだのに変えた頃じゃないか?

肌が荒れるようになったのは、シシュンキのせいじゃない。

だいたいの女性の肌が、首から上だけ、つまり普段「お手いれ」を頑張っている部分だけお面を被ったように荒れているのは、みんなうっすら分っていると思うが、

スキンケア化粧品のせいだ。

「毛穴に詰まったファンデもきれいさっぱり洗い流して、洗ったあとはお肌ふっくり!」・・・・・て!そもそも、夜会に出るのでもないのに、いい若いもんが何ゆえ毎日ファンデを塗るのだ。

紫外線対策?紫外線は確かにほんの少し除けられるが、

言って置く。美白にはならん。

昔から「おしろい焼け」「ドーラン焼け」という言葉があって、仕事で顔を塗る女優さんなどは、皮膚の黒ずみに悩んできたものだ。これは現在のおしろいやファンデでも解決はされていない。

「使った後はお肌ふっくり」。「お肌プルプル。」

こええええええええええよ。ろくなもん入ってねえよ。

分りやすく説明する。てか、簡単に実験できるので暇な奴はやってみろ。用意するものはレタスなんかの青菜と、台所用洗剤、あとはタライ。

①たらいに張った水に、適宜洗剤をぶち込み、

②青菜を漬け込んで、暫く様子を見る。

レタスは特に分りやすいが、まあ何とも取れたて以上にぱりっとみずみずしくなる!洗剤、つまり界面活性剤が、植物の細胞の中まで水とともに浸透したからだ。「お手いれ」の後、肌がプルプルに感じられるのは同じ理由だ。

そして、一時的にプルプルになってもすぐに肌荒れ状態に戻る理由を以下に書く。

みずみずしけりゃ健康ってもんじゃないのだ。

ためしに上の洗剤入りの水で、レタスの発芽を実験すれば分るが、生えてこねえよ。 辛うじて生えたとしても枯れる。

毒 だ か ら

で、台所用洗剤でも、化粧品に入る界面活性剤でも、合成品で毒性のないものなんて、まともな文献で読んだことねえよ。筆者など、食品添加用の乳化剤を摂っても湿疹が出来る程、過敏だ。

そのくせ、合成界面活性剤をいれると使用感が良くなるし、製造時の手間が大いに省ける。浮いた金で「美容ジャーナリスト」や雑誌だのを手懐けて黒を白と言わせれば、

「愚民ども」――ヤツらはそう思って舐めきっているぜ――は化学音痴だからいくらでも騙せる。

50グラム15万円以上なんつうアホクリームも有るらしいので、例にとって見る。組成の大半が水分であることを考えると、原材料は純金より遥かに高価・・・そんなはずないだろ

成分表示を読めば分るが、代わり映えのしない、まあそのあたりの、100円均一のクリームと大差ない。残りがすべて、儲け。物を作る商売で、当たりさえすれば、ここまでぼろい儲けが出来る分野は他に無い。

浮いた金はアルファ・ロメオだの銀座の飲み屋のパチもんのドンペリだの、成城あたりの安普請の「豪邸」だの、ヒルズ(既に古い)の訳分らん会員権だの、乗りもしない葉山のクルーザーだのに化け、なにより女性雑誌や、美容ジャーナリストを養う金になっている。だから彼らは、良心的なことは一切書けない。

結論。肌はとりあえず、水か、普通の石鹸で洗っておけ。基礎化粧品など一切塗るな(やめ始めは辛いらしいが)。更年期が過ぎてから初めてオリーブオイルあたりを塗る、という位でよろしい。

注:上の洗剤の実験を書いていて、某○○ウェイを思い出した。あれもホント「愚民」仕様で、要は①市販の洗剤を原液であぶら汚れにかける

②アム○ェ○洗剤を水で希釈したものをあぶら汚れにかけるの2者を比較して、後者が良く落ちます、薄めているのに素晴らしい、とかやるらしいが、

界面活性剤が原液=水の足りない状態でうまく働くわけねえだろこの詐欺師が

以上、化粧品のことを見聞きするたびに、柄が悪くなる筆者でした。

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Sunday, 20 February 2005

話すネコと言葉

「君の言葉全てを覚えては、いない、かも知れない。
けれどどんな一日、どんなひと時であろうと
俺は、君のようになろうとする事を止めは しないだろう
君はあの日燃料を詰め点火して 今にも飛びたたんとしていたんだ
君はいつでも そんな風だった
だから 分かってくれるだろうか?
間違い電話を掛けてしまうたびに
どうして俺が自分を笑ってしまうのか

この番号は現在つかわれておりません」
"Gassed & Stoked" from the album "Magic and Loss" by Lou Reed

高校を出て、ネコ「光太」が死んだ時、私はこのアルバムを聞いては泣いていた。
親の恩を知らないわけではないが、
私の心を育ててくれたのは彼らネコだ。
光太は、片言ながら、言葉を話すネコだった。

猫のコトバ。言語は人間特有の能力ではないそうです。
空気を振動させて情報を伝える記号を発するだけですから、
単純なものであれば動物や、はたまた植物においても類似の行動は確認されているようです。
例えば木に害虫が付いたとすると、その木は付いた害虫の種類によって特定の周波数の音を出し、
周囲の木はその警告に従って、虫を遠ざけるような物質を分泌するとのこと。
ついこの間も、犬に2・3歳児並みの言語認識能力があることを確認したとするドイツの論文が、
ネイチャー誌に発表されていました。

私は、猫が、私達の話している内容を理解しているものとして接してきました。
家に初めて連れてくる日にはきちんと自己紹介や家族の紹介をしますし、
以降も何か問題や嬉しい事があれば、家族と全く同じく、
おきている事の説明や、感情のフォローを欠かしません。

そんな訳で、私の猫たちは、片言ならば話します。
まあ、8割方は家族の呼び名と日常の挨拶程度で、
2割ぐらいが2~3語の短文です。

しかし本人たちの気が向いたとき以外は、どんなにけしかけても何も言いません。
つまり、言われた内容をこちらが理解できない時も、滅多に言い直してくれず、少々困ります。
(元来、発音が巧みではない為、このようなケースは沢山あります)
会話を行うといった、当意即妙な芸当も ほぼ不可能です。

典型的な言葉は
おなじみ「ゴハン」。
「ねーやん(←筆者のこと)」。これは一日あたり、下手すると100回は言っているかもしれません。かまってほしいときなど、「ねーやんねーやんねーやん!」とエンドレスで鳴きます。
母にかまわれたいときは「おかやんおかやんおかやん!!」です。
一応、標準語で育ててきたつもりなのですが。
どうやら、初対面のときに、当時「動物のお医者さん」を読んでいた私が、ふざけて「わたしがねーやん、この人がおかやん」と紹介したのが悪かったようで、以降どんなに訂正しても、直してくれません。

彼に限らず、猫や犬はそんな傾向があるようです。入力された情報が、短期・中期・長期・超長期メモリ(以上私の勝手な命名)…と段階的に移動していく人間と違って、いきなり永久保存されるのかしら。心理的な興奮を覚えた際に分泌される脳内物質が、短期記憶から長期記憶への移行を助ける働きをもつのか、と勝手に仮説。

いまの「ナーガ」の父猫「アシュラ」。水遊びが好きだった子猫時代、わたしと「奇跡の人・へレン・ケラー」ごっこをしていたせいか、水が飲みたいときは、「うぉーら」と鳴きました。「み・ず。」と、どんなに訂正しても、死ぬまで直りませんでした。

結局感じる疑問は、人間が、他の動物に対して誇れる能力って何だろうね、ということです。
最大の違いは、既存のものの状態について
疑問を持つ、という傾向の強さ、ですか?

ひとたび疑問を持った後の分析能力については、
こういうと難があるけれど、大半の人間は動物と大差ないと思う。
あと、よく挙げられる架空世界を構築する能力も、大差ない気がします。

理性って何だろうね、とも思えてなりません。

ナーガ猫は今日も、ドラマ「美しき日々」を
ソンジェさんや室長の顔面模写をしながら、観ています。

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Monday, 31 January 2005

科学オタと化粧品とワイン

生まれて初めて「寒天」を食べる前、
なにぶんにも物を知らない幼い科学オタだったので、
わたしが寒天と聞いて連想するものは、
シャーレに入った寒天培地に
もったりと、ペスト菌とかのコロニーが出来ている様子だった。

したがって、かつて近所の女の子の5歳の誕生会に招かれて、
おばあちゃま手作りのあんみつが出てきたときは酷く狼狽した。
食べるとバイオハザードを起こす気がしてならず、とても口に入れられなかった。
いまでは、果物のゼリーには
ゼラチンより寒天のほうが繊細な舌触りになって好ましいと思う。

近所の同い年の幼稚園児が
「超合金」などという金属製のロボット人形を親にねだっていた頃、わたしは
「すず+鉛=はんだ
精密な機器のはんだ付けにはすず60%に対し鉛40%が理想、
さらに鉛を減らすこともある」
「体温で溶ける合金を作るにはビスマスと水銀と・・・
といったような合金の配合を覚えていた。

そんな感じで、私が親の化粧台にある化粧品に興味を持つ以前に、
すでに、代表的な化粧品の処方と製法が頭に入っていた。
「クリームを手にとるときは専用スプーンか清潔な指で行い、
使用後はパラフィン紙をのせ、
冷暗所に保存し2ヶ月以内に使い切りましょう」というように、
有毒な添加物を入れない状態では、非常に腐りやすいことも。

だから、小学校に上がる前、化粧にあこがれ、
母にねだって「レモン乳液」なるものを買ってもらったときも、
処方のチェックを怠らなかった。

大手メーカーがレモンのヘルシーなイメージで売りだしていたそれには
レモンはおろかビタミンCすら配合されておらず、
駄菓子のレモン風味というか、トイレの芳香剤と大差ない香りで、

わたしが有効成分として知っている物質は殆ど入っておらず、
色づけはタール色素で、
その直前に経口投与で
発がん性
が確認されて食用禁止となったタイプがそのまま使われていた。
現在も広く使われているが。
(経口投与と皮膚への塗布は全然違うといわれる向きも多く、
もっともでは有るのだが、発ガンの不明なメカニズム、
および化粧品に配合される界面活性剤による浸透---添加物あるいはその夾雑物の----
を考えると、単純に考えても細胞への接触そのものを避けたほうがよいと思う。
ついでに言うと、口紅などの場合、
落ちたメイクのかなりは口に入ってしまっている事実は女性ならば誰でも知っている)

それは、恐ろしいことに、いつまで経っても腐らなかった。

以後色々と化粧品の有効成分や添加物について調べてみたが、
はっきりいって化粧品ってのは
殆ど何の役にも立たないのである。
なにせ、肌というのは栄養を吸収したりしないのだ。
せいぜいが、油分を塗って水分蒸発を防ぐとか、
おしろいで物理的に紫外線を遮断する位が、効能の関の山である。
まじめに科学をやればわかることだ。
アンチエイジングだの美白だのというのは、本来、薬事法違反の表現だ。

化粧品の広告を良く読むと、大抵は、利くとは明記していない。
表現をぼかして、法律を掻い潜ろうとしているだけだ。
例。
「気になる部位のスリミングに」と謳っていて、
添えられた写真では、スリムなモデル女性が太ももなんかに塗っていて、
いかにも部分やせに利きそうな化粧品。
でも実は、文章を良く読むと
「肌の引き締め」と書かれているだけで、
贅肉がとれるとは何処にも書かれていない。
肌の引き締め効果は、冷水でパッティングしたり、
アルコールを塗布しただけでおきるので、これを謳っても薬事法違反にはならないのだ。

その上、どれも一個辺りの原価はせいぜい10円程度なのに、
時に、10万円などという値段が付いていたりする。

小学校3-4年生くらいまでは自然な化粧品を手作りしようと思っていたが、
面倒なのでやめた。
いまも、メイクアップ用以外、つまり基礎化粧品は一切使わない。
一個100円程度の無添剤の石鹸(フキン洗い用が安くて良質)や
近場の障害者授産施設が造っている廃油リサイクル粉石鹸で
髪や顔を洗っていて、
(それらのアルカリは食酢やレモン汁で中和している)
肌への油分補給のためには
食用のシチリア産最高級オリーブオイルを流用している
が、滅多に使わない。

それで、いまだに高校新卒の女の子から
タメだと思われたり
しょっちゅう「きれいねえ」と誉められるような肌を保持している。

私の顔を、化粧品売り場の美容部員が、美肌計測器で計測して
(ちなみにこういう診断行為は薬事法違反だぞ?メーカーよ。)
ありえない理想値に驚愕するような美肌である。
この条件下では、記憶にある限り肌荒れを起こした事が無い。

私は元来肌が弱く、アトピー気味ですぐかぶれ、
たまにファンデーションなどを使うと3日間くらい肌荒れを起こしたり
万が一市販の化粧水を塗ろうものならビリビリ痺れて苦しくなったりする
敏感肌なのだが、
いつも、てかりも無ければ、毛穴も全然目立たず、
しっとりとしてきめが細かくてよい感じである。
人間の肌というのは、本来こういう状態なのだと思う。

だから、みんなが使っているあぶらとり紙とも、
世の女性が、下手すると毎年100万単位のお金を費やしているような
化粧水も美容液もエステもサプリメントも、縁が無い。
科学的に意味の無いことには金を出さないので、
その分、懐に余裕があり、
世間の同収入の女性をはるかに上回る、リッチな生活を楽しんでいる。

だから世の女性が
コスメフリークだのといっているのは
そのくせ、みんなして史上稀に見る肌荒れに悩んでいるのは

おばかだな、の一語で片付けたくなる。
だから、こんな言い方は僭越だとは思うが、
T大の大学院でバイオをやっている従姉妹の化粧台に
コラーゲン入りの化粧品が置いてあるのを見たりすると、天を仰ぎたくなる。
・・・こんな、名前からして分子量の多そうな物質が、
何 故 に 肌 に 浸 透 す る と 思 う か。
仮に浸透したとして、肌のどの辺に
外部からコラーゲンを吸収して組織を再構築する機能があるのか。

生まれて初めて酒を口にするずっと前、
これまた幼い頃、
裏山から山葡萄を取って実をつぶし、ビンに貯蔵して発酵させてみた。
ビンや用具の殺菌は怠らず、貯蔵場所も良い環境を用意した。
アルコール発酵には成功したものの、
速やかに酢酸発酵へと移行してしまった。要するに酢になって、失敗。飲めない。
ビールにしても日本酒にしても、
はたまたぬか床や自家製味噌にしても、
よく醸造家が言うような
「ガールフレンドみたいにやさしくしてやらなきゃ」を通り越して、
殆ど
病弱な赤子の看病なみに神経を使う事を、以後、実際に思い知ることになった。
完成しても、保存には気を抜けない。

2003年暮れも押し迫ったころ、人生を変えるワインとの出会いがあった。
ミシュラン3つ星「タイユヴァン」のシェフソムリエが、同店の○周年記念で
来日したので、彼を囲んだテイスティング会が行われたのだ。
同店のワインリストにあるものからのセレクトである。

しかし、2―3年もの中心で、気軽に飲める価格(近所の生協のリカーコーナーのワインと大差ない!)、
鮮烈さと繊細さを兼ね備え、料理との相性も考慮されつくしたワイン。
フランス最高峰のソムリエである氏は、
日本人ソムリエが言いがちな小ざかしい講釈など一切せず、
ありがちな偉そうな素振りなぞ、気配も見せず、
スノッブ交じりのいやな客層を、実にほのぼのと和やかな雰囲気に持ってゆく。
わたしのようなずぶの素人が、あるワインを口に含んで
「これは典型的なメドックの赤だ。本当に野禽と合うだろうなあ」と心の中で思ったときに
氏が同じことを口に出したりと、何事も奇をてらわない。
数千円で本物のもてなしを受けた。
彼と、彼を店に置くタイユヴァンのJ・C・ヴリナ氏は、以来わたしの尊敬する人のリストに加わった。
ジョン・ボン・ジョヴィの次だ。
出来すぎた話かもしれないが、これを切っ掛けにして、
20年ぶりに
世界と向き合う気力が湧いた。
世界は美しいのだと思った。

惜しむらくは、散会後に主催者(高級ワイン販売大手)の店を訪れたときに見た光景であった。
温度も湿度も明暗も調節していない棚に、ずらりとワインをならべてある。
悪夢のような光景に、
「これはみんなサンプルで、頼めば奥のセラーから出してきてくれるのか?」と思ったが、
違ったようだ。
亜硫酸塩をどかりと入れて、
赤道直下を灼熱のコンテナで運んでも大丈夫♪な状態にした、
飲むと頭痛必至な、おイタなワインらしい。
そのくせ、値段は強気の強気。
こういう会社とお付合いするヴリナ氏は、大人なんだなと思った。

ちなみに私の記憶が途絶えてしまう前、つまり約20年前、確か私の耳には
「パリのタイユヴァンという店は、
最近いい番頭が取り仕切るようになって気合が違う、注目株だ」という、
風の噂が入っていた。
あのころは必ずしも、誰もが認める名店、というわけではなかったのだと思う。
年月を感じる。

余談かも知れないが、同店系のシェフであるジョエル・ロブション氏が
最近まで任されていた東京・恵比寿のコラボ店の閉鎖が決まったとき、私が感じたのは
最近ちょっと考え違い気味のロブションに、ヴリナ氏がお灸を据えたのかな、ということだ。
日本の洋食好きは考え違いしてるスノッブが多く、
花板がおかしくなっちゃうのは当然の成り行きなので、時折頭を冷やさせる事が必要なのだろう。
ヴリナ氏、凄い人かもしれない。

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