« 東京大空襲 | Main | 狐と踊れ »

Thursday, 13 March 2008

ギフテッドとして知的欲求の誘爆を避けるコツ

最近身について良かったと思う習慣の一つに、

「思考が逸れそうになったときは、何に逸れそうになったのか、メモに残す。書き留めたら本筋の仕事に戻る」「書き留めたことは、空き時間が出来た時にやってみる」という習慣があります。

俗にギフテッドの思考は地雷原と呼ばれるほどで、日常のいたる所で知識欲の爆発を起こします。

下手をすると、ふとした刺激から次々と誘爆に似た状態に陥り、手が付けられなくなったりします。管理人も、例外ではありません。

といっても、ギフテッドにとっては、絶えざる知識欲の爆発こそが動力源ですから、これを奪われたら、冗談抜きで、徐々に衰弱して死んでしまいます。

従って、社会生活を支障なく送るためにも、「ふと思いついた事があったら、のめり込んでしまう前に、メモに残しておく」というのは有効な対策の一つだと思います。

繁忙期が過ぎてほっと一安心中の管理人の、今日一日の、そんなメモから。

---------------

(1)すきま時間に自習中、「コーチング」から誘爆

→→エディ・タウンゼントさんのこと。

戦後の日本で多くの世界チャンプを育てた名トレーナー。ハワイ出身。父はアメリカ人で、お母様が日本出身(3/16修正)。戦後来日し、夜のお姉さま方から日本語を習ったため一生オネエ言葉が抜けなかったが、そのオネエ言葉で飛ばした数々の檄は、今でも伝説。

結果:名エピソードを読んでいる内に、5分位で心が温まり満足。

---------------

(2) 仕事の調べ物中に読んだ、色々な制度疲労の話から誘爆

→戦時中の世論や軍部の話→ミッドウェー海戦のことなど→アリューシャン方面の戦いの話(注:父方の祖父が行っていました)など→源田実大佐などのこと→ゼロ戦の開発のこと

→留学中に雑誌で見た、航空ファンの市民が、ゼロ戦の機体を手に入れて再建を試みた話

→その人の「戦時中の別の飛行機のエンジンを積んでみたが、重すぎたらしく飛べなかった」との談話

→管理人は、エンジンの名前までは覚えておらず、「空を飛ぶ小動物の名前で、連合国側のメーカーだった」としか、思い出せなかったこと。

結果:乾燥重量と馬力等から推測して、休み時間に少しずつ追求。多分、プラット・アンド・ホイットニー R-1830あたりだろうと思った所で、自分なりに得心が行く。

------------

ちなみに管理人は、別にボクシングファンではないし、ミリタリーマニアでも機械マニアでもありません。

何せ、お豆腐からポドゾルからグラム陰性菌からショートケーキにまで、これらと同じくらいの興味が沸きますから。

普通の人が「退屈だ」「退屈だ」と連発するような日常が、ギフテッドの目にはそのまま、こういう知的欲求の地雷原に見えているのだ……と、少しでも判って頂けたら良いなと思います。

幼児というのは大体誰でも、散歩をすればすぐに立ち止まって虫や草木に見とれ、何か疑問があれば大人を質問攻めにするような、知的欲求に溢れた生き物です。

大多数は、成長するにつれて、あたかもこの世界に知らないことは無いかのように振舞いはじめ、満ち足りた、すぐに退屈がる生き物になってしまいますが、

ギフテッドは例外的に、成長してからも、こういう幼児めいた欲求を保ち続けます。

「普通の人」とは、脳とかが生理的に異なるらしいので、仕方ありません。

|

« 東京大空襲 | Main | 狐と踊れ »

Comments

日常には「罠」がたくさんあって、あちこちで引っかかってしまいます。
デート中でさえついつい「罠」に引っかかってしまうため
現地集合、現地開散、時間が来たら再集合という形式がすきでした。いまだにそうですが・・・・

歩くとたかが10分の距離を、小一時間ほどかけて、子供とウンチク合戦しながら草を摘んだり、石畳の形について検討したりするのは楽しいものです。

そうやって雑学がふえると、知り合いから専門外のメール相談が来るようになる。
鍋のふたが開かない~!!!とか。
水に電解質を溶かさない方法とか・・・

でもこの楽しさは健康な心と体があってこそですよね。
「普通」の生活を手に入れてはじめてわかった。

Posted by: にはとり | Friday, 14 March 2008 08:15 AM

>水に電解質を溶かさない方法
とてつもない質問を、さらりとくれるお知り合いですね;

管理人がにはとり様のコメントを読んだ段階で、なんとか思いついたのは

「レアメタルに、水に溶けない元素があるから(注:現時点では名前まで思い出せません)、純水の中に入れたい物を、それでコーティングすれば良いかな?」くらいです。

しっかり誘爆しました(笑)

ちょっと潜って調べて参りますので少々お待ち下さい。

Posted by: 忘道 | Friday, 14 March 2008 08:30 PM

私が思いつくルテニウム電極などとは、異なることを訊かれているような気がしてきました。降参です。

お鍋のふたは熱湯で温めれば、取れると判っているのですが(注:圧力鍋は、もちろん冷まします)

>子供とウンチク合戦しながら草を摘んだり、
本当に楽しそうで、読んでいるこちらの心も温まります。

>健康
どこも痛くも重くもなく、睡眠を確保でき、栄養のあるものを食べることができて、適度に身体を動かすことができて、社会の中で、それなりに自己の役割を見出すことができる、健康な状態。

それを手に入れるためだけに自分が失ったものや、これまでの試行錯誤を時々振り返ってゾッとしますが、

失ったものの事は考えすぎないで、手に入れたもののことを考えるようにと、思考を切り替えやすくなってきました。

これはやはり、心身に余力があってこそだろうと、健康のありがたみを感じる最近です。

Posted by: 忘道 | Saturday, 15 March 2008 07:21 PM

電解質と水の件、お手数おかけしてすみません。

水に溶かさないという条件なら、コーティングまでは思いついたのですが、プラスチックや疎水性ゲルくらいしか考え付きませんでした。あとは非伝導性のオイルとか。

水の分子運動止めたらいいのかな?
それじゃ超伝導だな~
とか、いろいろ考え出すと水素結合からファンデルワールス力まで出てきて、しまいには「水とは??」という壁にぶち当たり・・・

一番身近な液体、「水」というのがかなり特異的な物質だというあたりで挫折です

そういう無茶な思いつきをメールしてくるのは、実は遺伝子供給源の男性。
ムゲにもできず、悩みの種です。

Posted by: にはとり | Saturday, 15 March 2008 10:48 PM

>電解質と水の件
いぇ、こちらとしては「いつもなら自分から興味は持たないけど、実はツボな」事柄を調べる機会が出来て、楽しかったです。

>水とは?
これほどありふれた物質なのに、極めて特異な性質を持つ、というのがたまりません。はい。

>無茶な思いつきを
「どういう用途に使いたいか?」を訊けば、少しは先に進めるのでしょうけどね。。。お察しいたします(けど実に楽しそう)。

本題にすこし戻ってしまいますが、

たとえば12歳位までに齧った科学マメ知識のうち、原子核工学では原子炉に使う水の純度を保つことが一大テーマだった覚えがあるので、その辺の記憶から、使える技術を手繰り寄せられないか?と少し調べてみたのですが、

今でもやはり、決定的な解決はできてないようです。

調べながら、幼い頃に失ったと思っていた独学の楽しさを、かなり、取り戻せた気がしました。

私が世間離れしていた長い年月に、あの、まるで電気ケトルみたいな造りで、水があちこち腐食しそうな「沸騰水型原子炉」が日本で普及してしまった事や、

その種の原子炉をわが国が、海外の、建材の質も、維持管理の目処も、安全第一の観念も不確かな途上国に輸出しようとしている事に気づいたのには、

浦島太郎気分を通り越して、悪夢か?と思いましたが(苦笑)

(参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/沸騰水型原子炉
→水という物質の特性を考えながら読みましょう)

ともあれ今回の調べ物に刺激を受けたのは確かです。有難うございました!

Posted by: 忘道 | Sunday, 16 March 2008 08:40 PM

>電解質
イオン交換樹脂とかRO膜で除去するのは簡単ですが、解かさないとなると…
(あまりに面白い話題なので横レス失礼しました)

Posted by: そにK | Monday, 17 March 2008 07:56 AM

>イオン交換樹脂とかRO膜
管理人もそにK様と同様に(?)、コメントを斜め読みした段階で一旦は「ん~?水から電解質を取り除くって、良く有るじゃん」と考え、それから質問を読み直し、

(!! あなどれんわ!)

となりました。正解がない、と明確に知らなかった分、焦りもひとしおで、妙に楽しかったです。

>横レス
むしろ横レス歓迎です^^。

Posted by: 忘道 | Monday, 17 March 2008 10:45 PM

日本人は頭がいい信じてる人が多い。僕はあまり信じられません。アメリカをバカにしてるのも日本だけのような気がします。

Posted by: kennichi | Saturday, 20 June 2009 07:41 PM

はじめまして。

何か嫌なことでもあったのか知りませんが、
初の書き込みで挨拶もしないのは失礼です。

また、仰せの文章が日本語として極めて読みづらく、論理も飛躍しているので、読む側としては大変辛いです。

君は以後コメント禁止としますが、興味のある話題だったので、返答だけはしておきます。(以下、頭が良い=知能の高低のこと、と仮定します)

まず一般論としては、日本に限らず、いわゆる「旧世界」の人は、アメリカを馬鹿にしがちだ、ということは知っておいたほうが良いです。

なお、日本の一般大衆が知る「アメリカ人」は、ヒルトン姉妹やハリウッドスターやロックスターや、やんちゃざかりの地元のGIが主なので、

それゆえ「普通のアメリカ人も、ああいう能天気で頭が悪そうでシツケの悪い人々なんだ」と信じ込んでいる人が沢山います。敗戦以来の劣等感もあるでしょう。

学問に打ち込むアメリカ人や、礼儀正しいアメリカ人や、まじめにコツコツ生きて自己向上に励むアメリカ人の存在は、実際の数は多いのですが、相当数の日本人には、馴染みがないようです。

また、日本人とIQについては、

実際はさほど知能が高くないのに「自分は知能が高い」と言い張る人は、海外の、giftedについての正しい理解が普及している地域よりも、多いと思います。

何せナチス・ドイツの同盟国だった日本は、ほんの数十年前まで、「優越種の人間が劣等種の人間を支配・淘汰・有効利用すべき」という考えが支配的な土地でした。(同様の思想は、他の世界各地でも流行ってたのですが)

というわけで、当時のわが国の支配層には「エリート揃いの○大を首席で卒業した」とか「10歳で御前講義を行った」ような、若き天才が沢山いました。

彼らの、その後の挫折や暴走や迷走は今も広く知られるとおりで、国の内外で、随分悲惨なことがおきました。

以来わが国では、生まれつきの知能の差を語ることがタブーになり、代わりに「全ての人は、頑張りさえすれば、同程度に勉強ができるはず」という考えが台頭しました。

なので日本では、例え発達心理学者でも、知能のことは余り知りません。

さて私の場合、親の旧友に心理学や精神医学の学者が三・四人いる割と恵まれた条件で生まれ育ち、

特に早期教育を受けませんでしたが親の蔵書を二歳で読みはじめ、その頃から、そういう大人たちの学問や政治経済の会話に混ざろうとしていた分かりやすいギフテッドです。が、

彼ら専門家の中にも、高知能児をどう育てるのが良いのか知る人はいませんでした。

むしろランボオやガロアみたいな末路を予測されたらしく、「いかに周囲のレベルまで落とすか」ということに力点を置いて育てられて、きつかったです。

現在でも、「知能」に限って言えば、日本人の心理学の教授VSアメリカの普通のカウンセラーだと、後者のほうが、知識・経験ともに勝ると思います。

まして普通の日本人は、高等教育を受けた者であっても、知能については、極めて素朴な認識しか持っていません。

「紙やネットのIQテストで良い点を取れれば高知能」という考えで、子供の場合、「早期教育で繰り返し練習をしてスコアが上がった」というだけで「高知能児」と認定されたりしますし、

大人でも、ネットの「IQテスト」で140ていど取れただけで「自分はgiftedだー」と思っちゃう人が多いです。

Posted by: 忘道 | Sunday, 21 June 2009 10:15 PM

The comments to this entry are closed.

« 東京大空襲 | Main | 狐と踊れ »