ムダ知識:ボジョレー・ヌーボー編
ボジョレー・ヌーボーの解禁を受け、5月にupした季節外れの記事を加筆の上で再録。
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先日ワインを買いに行った際、店頭のヌーボーコーナーに「ボジョレー・ヴィラージュ」ばかり並んでいるのを見つけて、ひとしきり困惑しました。
「ボジョレー・ヌーボーなんて大騒ぎするのは日本人だけ、大して美味いものじゃない」なあんて、結構尊敬しているグルメさんでも書いてらっしゃったりしますが、
・・・あ・・・あの、日本で高級なヌーボーとしてもてはやされている「ボジョレー・ヴィラージュ」のヌーボーって、何故産まれたんでしょうね。
ボジョレー地区では、ヴィラージュは確かに環境が恵まれていて、格上とされる葡萄を産出するようですが、ワインの原料として格上=渋い、といっても良いですから、
=熟成させないとイタい味がする葡萄、です。ヌーボーを造っても、美味しいわけないです。
ヌーボー、つまり、元の葡萄の味の大半がそのまま残る状態で飲むなら、当然、「格下」の地区、この場合は無印ボジョレー地区の、渋くない葡萄の方が適しているに決まっています。
本場の人はヌーボーを飲まない、なんてただのデマで、ちゃんとした新酒は誰の口にも合います。てか、ビンテージビンテージと騒ぐのは、二言目には投資価値とか騒ぐビバリーヒルズの成金くらいです。
ワイン産出地域ならば、どこであっても「渋くない葡萄しか取れない」「格下の」地域があります。日差しが少なめ、等等。そんな地域の葡萄は、長期熟成向けの高価なワインにこそなりませんが、王様から貧民まで、あらゆる人々が買える、貴重な美味となります。
産地の場合、別にボジョレーから買いつけしなくても、地元の新酒を飲めばよいのです。だから本場の人は、ボジョレー・ヌーボーはあまり気にしないんです(きっと)。
余談ですが、筆者が食事中に飲むなら新酒や2-3年までに限ります。ご馳走であっても、古酒の繊細な味を殺ぎやすいですし、となると、浪費ですので。
最後に豆知識:買ってきたワインは、一週間程度は静かな、18度内外の暗いところに静置しましょう。一旦揺さぶられると、味が落ち着くまでに想像以上の時間を要します。
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Comments
私はお酒が飲めないし、味も分からないのでワインとは無縁です…orz
ワインってどうしても渋く感じる。白が飲みやすいよって言われてもやっぱり無理!
ワインが飲める(というか味が分かる)女性になりたいです。。。じゃすみんさんは味が分かるみたいでいいですね~☆
Posted by: 影☆ | Thursday, 17 November 2005 at 03:36 PM
>どうしても渋く
例のアメリカの、投資価値とかばかり気にする人たちには、渋い方が売れますからね。渋ければ良し、というトレンドが続いた結果、わざと渋みを添加しているワインも結構な数に昇るとか。
フランスの場合、ワインは食べ物といえ大蔵省の管轄なので、AOCみたいな産地格付は厳格でも、添加物には寛容です。
ちなみに遠い日本まで赤道直下を通って運んでくるので、酸化防止剤(亜硫酸塩とか、ときにはソルビン酸塩)もカナ~リ入っています。これらの毒性って、結構、影☆さんの研究分野と関係ありますよ。
「定温輸送」1にも2にもこれに尽きます。あと、出来れば酵母をろ過していないもの。底まで透き通ったワインは見た目は良いですが、本来の味の半分もないです。
「定温輸送」品は、最近はコンビニでも売っています。「定温輸送」尚且つ「ろ過していない」となると、かつてのわが国では入手が絶望的でしたが、「MAVIE」様のような気合の入ったwebショップが、ちょこちょこっと置き始めました。なんて良い時代だぁ…。
Posted by: じゃすみん | Friday, 18 November 2005 at 03:00 AM
私は生来の貧乏舌らしく、食事の三角食べも出来ないし一日3食だって一週間21食だって同じものを平気で食べるような人間ですが、じゃすみんさんのおかげでお酒については少し分かって来ました。(ブラックニッカが不味い訳とか)
ワインって、奥が深くて相当裏も有るようですね…。
値段帯が同じならついついワインよりもウイスキー(もちろん「トリス」です/笑)を買ってしまうのですが、今度“「定温輸送」尚且つ「ろ過していない」”を見つけたら買ってみます!
我が家の押し入れには飲むタイミングが分からない貴腐ワイン(愛知万博で買った 2002年のファルソ産のベーレンアウスレーゼと書いてあるやつ)が眠っています…。いつか味が分かるようになってから飲もう、とかヘタレな考えです(笑)
Posted by: k | Friday, 18 November 2005 at 08:15 AM
>ベーレンアウスレーゼ
ラインガウの中甘ですね。フルーティで甘いので、食後のデザート菓子に添えたりします。
個人的な好みでは、よく冷やして、クリスマスに暖かい部屋で、洋梨のシャーベットあたりと合わせたい気分。
ちなみに
アウスレーゼ→ベーレンアウスレーゼ→トロッケンベーレンアウスレーゼの順で甘口度が強ま…るは…ず。トロッケン~まで来ると好みが分かれるといいますから、べーレン~を買ったのはナイス判断かも♪
Posted by: じゃすみん | Friday, 18 November 2005 at 08:55 AM
先日「酸化防止剤清澄剤無添加」と書かれた国内産ワインを親から貰いました。我が家はあんまりお酒を飲まないので、日が当たらない台所の片隅にずっと放ったらかしにしてあったのですが、栓を開けるのが楽しみになってきました♪
問題は、ラベルの「ビンを振って濁らせて飲め」という但し書きに素直に従うべきか、と、そのワインが美味しい間に飲みきれるか(<配偶者がアルコールが全くダメな体質で、私もそんなに強くない)の2点。飲みきれなかったらそのときですが、貴重なワインだというのを肝に銘じて飲もうと思います。
Posted by: eule | Friday, 18 November 2005 at 02:27 PM