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Sunday, 23 October 2005

身の上話② 幼い頃の、勉強の方法

筆者の幼年時代は、ときどきの勉強と、あとは朝から晩までお外での遊び、で成り立っていました。

織田信長やアレキサンドロスが長槍を採用した、と本で読んだら、実際に長槍と短槍を作ってみて、近所の悪童どもと、突いたり投げたりして実際に性能を比べ、

その結果、「長槍はリーチが長いけど、投げづらいね。あと、たわむから、突きがちょっとね」「やっぱ、ある程度は短槍を混ぜないと駄目だねえ」と、生きた知識を身につける、という毎日でした。何の役に立つのやら、さっぱり分りませんが。

たしか、国の教育関連のお偉いさん会議の
Mさんの有名な発言
「非才無才はせめて実直な精神をつちかっておけ」をニュースで知ってから
小学校に上がった記憶があります。
だから、学校という仕組みには、ずっと素直になれませんでした。

その「会議」の、MさんやE学長のように、売れっ子作家になるのは大したことですし、
ノーベル物理学賞も、確かに普通の人には取れませんが
たしか、当時、ご両人ともすでに
本来の分野で第一線といえる仕事は、なさってなかったです。
口さがない人なら「一発屋」とでも言うでしょうね。

ノーベル賞一回や、ベストセラー数冊で
旧共産圏の金メダリストみたいに
一生食べるに困らないってちょっと魅力的ですが、
そんな人たちの提唱する教育を受けることには、魅力を感じませんでした。
当時の私でさえ。

耐え抜こうと覚悟を決めて学校に入ったけれど、一年足らずでストレスに負けました。(2/19参照。)

振り返ってみると、まだ小学校に上がっていなかった頃が
最も勉強していた時期でした。
当時管理人に与えられていたのは
色々な図鑑、
一棹のスチール本棚一杯の、父と母の蔵書、
祖父からのお下がりの百科事典全6冊、
同じくお下がりの、「現代用語の基礎知識」一冊でした。
百科事典と「基礎知識」はともに、なんと
1969年版(!)でしたが、
これが実は、結構使えるんですよね。

昔の本なので、最新の知見からすると、時々間違っています。
おかげで、権威あるものに書かれていることも
決して鵜呑みにしない、という習い性が身につきました。

面白いな、と思ったのは、これらを、当時の人は
最新の科学、だと思い
崇め奉っていて、
当時の学校で、もしこれらに疑問を感じて
今の通説を答案に書いたりしたら、
×を食らったに違いないということです。

例えばちょっと昔まで、学校のテストでは
「植物細胞にはゴルジ体がない」
「中国最古の王朝は殷」と書かなければ
正解とされなかったみたいです。

学校で正解と言われる知識は、
間違うと怒られたりする怖いものですが、
その正解であっても、かなりの割合で、いつかは否定される日が来る
と知りましたし、
将来、研究者になって業績を挙げたなら、
同じように、気鋭の新進が大ぜい、それを批判しにくるのだ、とも
気付きました。

絶えざるバトル、
下手すると、絶え間ない自己否定なわけです。

肩の力を抜き、
目の前の教材ひとつにあまり必死にならず、
むしろ周辺知識を強化して
正解が否定されたときの「保険」にしようと
子供の時の管理人は思い、
そして、そのまま、今も生きています。

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Comments

長槍と単槍の実用性を検証する子供達・・・
空恐ろしいのですが、気のせいでしょうか(汗

>周辺知識を強化して「保険」にする
ロジカルです。
そして根気が要ると思います。
子供とは思えない胆の据わりっぷりですね!!
私なんて、子供の頃は勉強が嫌で「いかに楽をしてテストをやり過ごし、通知表の見栄えを良くするか」と言う事ばかり考えていて、教師の目を盗んでは落書きにいそしんでおりましたよ・・・。多角的に学ぶ事に成功したのは専門学校でバイオをやった時ぐらいですかねぇ。まあ、バイオは元々そういう分野なのですが。

>「現代用語の基礎知識」
お!?なんか懐かしいですね。私は中学生くらいの時に1997年版の科学の所ばかり読んでいた記憶があります。そしておそらく、難しくて理解できていませんでした。ほとんど何を読んだか覚えていませんから(苦笑)時事とか、マナーとか、もっと他の場所も読んでおけば良かったと、今更ながらに思います。

Posted by: k | Monday, 24 October 2005 at 08:43 PM

>長槍と単槍の実用性を
楽しかったですよー。
「長槍はテコの原理でなで斬りに出来るけど、軽装にしか通じないし、コントロールがきかないから、重装歩兵のヨロイのすき間を突くのは無理っぽいね」 「投槍は重力のヘルプがあるから、やっぱ強いよねえ」…みたいなヘンな会話を交わしていました。

他、冬山遭難サバイバルごっことか、模擬・渡河作戦とか、米に色をつけて道に蒔いて、忍者通信ごっことか諸々。

文中では紛らわしいですが、これらに熱中したのは、むしろ小学校に上がってからのほうが多かった覚えがあります。

>周辺知識
周辺知識があると覚えやすい、ってありますよね。例えば三国志の人名は、ただ単に世界史の教科書に出てきてもなかなか覚えられないけれど、実際にゲームや漫画、物語を読めば頭に入る、みたいに。

>基礎知識・マナー
地味なようで実はお役立ちですよね。ファッションとか食べ物系も面白いです。
あと、保存しておくと、管理人の例のように、ン十年経ってから楽しく読めるかもしれません。

Posted by: じゃすみん | Tuesday, 25 October 2005 at 02:57 PM

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